岸田首相は甘利明幹事長の金銭授受問題(賄賂疑惑)に関し、甘利氏
が独自に作成したとする調査報告書を見ていない、と答弁。説明責任の
果たし方については「政治家自身が自ら判断すべき」とだけ述べたとの
こと。
● 岸田首相、甘利氏報告書「見ていない」 説明責任、自ら判断を (時事)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101100658&g=pol
自民党の重鎮・甘利氏の賄賂疑惑については、甘利氏は説明せずに
「体調を崩して」入院して退院してそのままなにも語りません。
独自に作成した調査報告書を提出して問題なかったと述べていますが
当の本人が作った調査報告書では根拠として薄弱すぎで、自民党が
これを重大だと思うのであれば第三者による検証・調査は必須でしょう。
なのに、岸田氏は、甘利氏のこの調査報告書を一瞥もせずに、そして
再調査することもなく、「本人が問題ないと言ってるのだから問題ない
んでしょう」という発想で同氏を幹事長にしたのです。
自民党の「不正な金」漬け体質への危機感は、まるでありません。
身内に対して甘い、従来どおりの自民党政治が続きます。