2021年10月24日日曜日

岸田首相「『負の遺産』解明に取り組む姿勢なし」

 

 政府が、岸田首相の記者会見(14日)で指名されなかった記者

たちが提出した質問に書面で回答した、とのこと。

東京新聞とのやりとりを抜粋しますが、ぜひ下記URLから全文

お読みください。


● 岸田首相が書面回答

        安倍・菅政権の「負の遺産」解明に取り組む姿勢なし (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/138358



<一部抜粋>

東京新聞 安倍・菅両政権の「負の遺産」に関して、森友学園問題

や、広島の選挙違反事件、日本学術会議の問題で、再調査などに践み

切り、向き合うべきでは。


首相 森友学園問題は、財務省で、自らの非を認めた調査報告を取り

まとめている。検察の捜査も行われ結論が出ている。広島の資金に

ついては、(自民党の)前執行部で、河井(克行・案里)夫妻側が

作成した収支報告書を、党の公認会計士・税理士が監査し、広島県選管

および総務省に提出が済んた旨を説明した。日本学術会議の任命は、

当時の首相が最終判断し、一連の手続きは終了した。 

<抜粋終わり>


 いずれも、真相解明なしには公平公正な民主主義を取り戻せない

大事件なのに、「ぜんぶ終わった話だ」と片付けています。

 やはり、並大抵の忖度力ではないことが分かります。

 「生まれ変わった自民党をしっかり国民に」云々と数週間前に言った

岸田首相の実態は、自民党政治の忠実なる後継者です。


 政府の違憲な人事介入(任命拒否)のせいで、日本学術会議はいまだ

人数が欠けた違法な状態。なぜ任命拒否したのか、政府からまともな

説明はいまだ無く、学問の自由(学問共同体の自治)を蹴破った責任は

あまりにも重い。本来であればこの一件だけで総辞職に値します。

 学問研究を政治の道具におとしめる政治は、国を滅ぼすでしょう。

 そういう政治を、それでも支持するか、変えるか、有権者一人ひとりが

問われています。