2021年10月28日木曜日

性交・避妊をタブー視して授業を禁じる自民党政治


 こちらは、自民党「総合政策集2021 Jファイル」です。

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https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/pamphlet/20211018_j-file_pamphlet.pdf?fbclid=IwAR3tidOHUHkEVhiJ47bBOv5oI2VMnXCSRTnkK8ZCYW93DXWtA658L94dm1Q


 その114頁には、こんな記述が。

 「国旗・国歌を尊重し、我が国の将来を担う主権者を育成する教育

を推進します。不適切な性教育やジェンダーフリー教育、自虐史観

偏向教育などは行わせません。」


 

 ここでいう「不適切な性教育」とは、性交・避妊・人工妊娠中絶

などについての性教育のことです。

 これらの正確な知識を授業で教えることができないため、望まぬ

妊娠やアダルトコンテンツによる歪んだ情報を正しい性知識と思い

込むケースが後を絶たず、学校教育で予防することができません。


 自民党は、永年、こういう性教育は「寝た子を起こす」といって

タブー視します。しかし、どんなにタブー視していても、子どもは

成長と共に性への関心を高め、世間にはアダルトコンテンツが溢れ

ています。妊娠や避妊についての正しい知識を学ぶ機会が無いまま、

こういうアダルトコンテンツで歪んだ情報を得て、それを正しい

知識だと思い込んでしまうから、予期せぬ妊娠をしたり妊娠させた

り、というケースが生じてしまう。

 科学的・医学的に正しい知識を教えるのは、大人の責任です。

 性交同意年齢を13歳と極めて低い年齢に設定しておきながら

(13歳にもなれば自分の自由意思で判断できる立派な大人だと

いいながら)、他方で中学生が性交や避妊を学ぶことを「不適切」

とする矛盾は、あまりにもおかしくありませんか?


 諸外国に比べれば、日本は性教育に関しては「最貧国」です。

性教育は、性交を学ぶだけの授業ではなく、自分という存在の

かけがえのなさ、人の存在のかけがえのなさを知るための人権

教育の、決定的に重要な一部です。それをタブー視することは

人権教育を否定するにも等しい。

 次世代の子どもに、国際水準を満たす性教育が整った教育を

望みます。

 こういう視点も、選挙には大切です。

<あすわかtwitter>

 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1453655633039749120?s=20


 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1453651877439045632?s=20


 

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