● 停滞する学術会議問題 発覚から1カ月半、
政府の回答先送り続く (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/69985
「政府は今回の人事について、既に手続きは完了していると説明。
欠員を埋めるには学術会議がもう一度、会員候補を推薦する必要が
あるという立場で、自ら問題解決に動く気配はない。」
完了…!?
前提がそもそもおかしい。
任命拒否は違法なのです。完了なんて認められるわけがありません。
この問題は、違法を認めて6人を任命することでしか治癒できません。
政権は、違法な任命拒否を正当化できず、ひたすらはぐらかし続ける
ことで国民が飽き、忘れるのを待っています。その上で「そもそも日本
学術会議っておかしい組織なんですよ、これ変えなきゃいけないでしょう」
と論点をズラし、二度と政権を批判しないような(忖度するイエスマン
な)組織に変えようとしているわけです。
任命拒否をこのまま認めたり、ズラされた論点にそのまま乗っかったり
すると、恣意的な法解釈の変更や運用で国会がどんどん無意味な存在に
なっていくことを認めることになります。そこで言われる「官邸主導」
とか「強いリーダーシップ」って、独裁と何がちがうのでしょうか。
ぜったいに忘れません。