2020年11月23日月曜日

停滞する学術会議問題 終わったことにさせない


● 停滞する学術会議問題 発覚から1カ月半、

                                         政府の回答先送り続く (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/69985


「政府は今回の人事について、既に手続きは完了していると説明。

欠員を埋めるには学術会議がもう一度、会員候補を推薦する必要が

あるという立場で、自ら問題解決に動く気配はない。」


 完了…!?

 前提がそもそもおかしい。

 任命拒否は違法なのです。完了なんて認められるわけがありません。

 この問題は、違法を認めて6人を任命することでしか治癒できません。


 政権は、違法な任命拒否を正当化できず、ひたすらはぐらかし続ける

ことで国民が飽き、忘れるのを待っています。その上で「そもそも日本

学術会議っておかしい組織なんですよ、これ変えなきゃいけないでしょう」

と論点をズラし、二度と政権を批判しないような(忖度するイエスマン

な)組織に変えようとしているわけです。

 

 任命拒否をこのまま認めたり、ズラされた論点にそのまま乗っかったり

すると、恣意的な法解釈の変更や運用で国会がどんどん無意味な存在に

なっていくことを認めることになります。そこで言われる「官邸主導」

とか「強いリーダーシップ」って、独裁と何がちがうのでしょうか。

 ぜったいに忘れません。