杉田水脈議員の「女性はいくらでもうそをつく」発言、そして謝罪
や議員辞職を求める署名(13万6千筆)の受け取り拒否。
市民の怒りが募るのを尻目に、政権は、市民が飽きるのを待っている
フシがある、という分析があります。
● 問題発言を風化させた「『逆』牛歩戦術」
杉田水脈議員は逃げ切ったのか(下) (47NEWS) https://news.yahoo.co.jp/articles/6fae47c4c32bd531fce4ca03bf2c339df81d5544?page=1
「自民党は政権与党として、所属議員によるこの問題に正面から向き
合ってもよさそうなものだが、今回はひたすら沈静化を待つような
動きが目立った。」
評論家の荻上チキ氏も、記事中で
「現在の与党は、何か問題が起きたときに、できるだけ対応を遅らせ、
多くの人が関心を持たなくなるまで待つ『逆牛歩戦術』を常とう手段
にしている。今回の署名受け取り拒否も、その典型だ」
と述べています。
「桜を見る会」や目下の日本学術会議の件でも同じですね。
「はぐらかし続ければ、どうせいつか忘れるだろう」という思惑は、
たしかに、透けて見えます。
でもそれは、市民への愚弄ですし、不誠実の極みです。
国民から選ばれている国会議員が国民をバカにし、国民への説明を
拒む国で、民主主義は正常に動くはずもありません。
私たちは決して忘れません。飽きません。
一人ひとりは微力ですが、微力でもできることはあります。
地元の自民党議員さんに、「杉田議員の件をどう考えるのか」
「自民党としてどう対応するのか。まさか許すのですか?」と尋ね、
要望や怒りを伝えることは、やはりとても大事ですね。
FAXでも電話でも手紙でもいい。主権者(有権者)が、現に
政権・与党に怒って不信感を抱いていることを、議員一人ひとりに
「実感」させましょう。
そしてマスメディアへの投稿も、大事です。特集を組んで欲しい、
追及してほしい、しっかり尺を取って報じてほしい、と伝えましょう。
性暴力・性差別を許さない、という強い気持ちが、行動に移されて
積み重ねられれば、おのずと、性暴力・性差別を許す議員の居場所は
なくなります。