2020年11月18日水曜日

「そのうち忘れるだろう」と思われている市民としてできること


 杉田水脈議員の「女性はいくらでもうそをつく」発言、そして謝罪

や議員辞職を求める署名(13万6千筆)の受け取り拒否。

市民の怒りが募るのを尻目に、政権は、市民が飽きるのを待っている

フシがある、という分析があります。


● 問題発言を風化させた「『逆』牛歩戦術」

            杉田水脈議員は逃げ切ったのか(下) (47NEWS) https://news.yahoo.co.jp/articles/6fae47c4c32bd531fce4ca03bf2c339df81d5544?page=1


「自民党は政権与党として、所属議員によるこの問題に正面から向き

合ってもよさそうなものだが、今回はひたすら沈静化を待つような

動きが目立った。」


評論家の荻上チキ氏も、記事中で

「現在の与党は、何か問題が起きたときに、できるだけ対応を遅らせ、

多くの人が関心を持たなくなるまで待つ『逆牛歩戦術』を常とう手段

にしている。今回の署名受け取り拒否も、その典型だ」

と述べています。


 「桜を見る会」や目下の日本学術会議の件でも同じですね。

「はぐらかし続ければ、どうせいつか忘れるだろう」という思惑は、

たしかに、透けて見えます。

 でもそれは、市民への愚弄ですし、不誠実の極みです。

国民から選ばれている国会議員が国民をバカにし、国民への説明を

拒む国で、民主主義は正常に動くはずもありません。


 私たちは決して忘れません。飽きません。

 一人ひとりは微力ですが、微力でもできることはあります。

 地元の自民党議員さんに、「杉田議員の件をどう考えるのか」

「自民党としてどう対応するのか。まさか許すのですか?」と尋ね、

要望や怒りを伝えることは、やはりとても大事ですね。

 FAXでも電話でも手紙でもいい。主権者(有権者)が、現に

政権・与党に怒って不信感を抱いていることを、議員一人ひとりに

「実感」させましょう。

 そしてマスメディアへの投稿も、大事です。特集を組んで欲しい、

追及してほしい、しっかり尺を取って報じてほしい、と伝えましょう。

 性暴力・性差別を許さない、という強い気持ちが、行動に移されて

積み重ねられれば、おのずと、性暴力・性差別を許す議員の居場所は

なくなります。