前回に引き続き、11月5日の参議院予算委員会における、蓮舫議員の
首相への質疑(一部)をご紹介します。
前回のFB投稿、読まれましたか?ほんとにヤバかったですよね(-_-;)、
任命拒否の理由がどんどん変わっていく有り様。その続きをお読み下さい。
この人たちに権力を託しておくわけにはいかない、と少しでも震えた方、
ぜひご家族やご友人にも、TVではなかなか報道されないこういう詳しい
議事の様子を、伝えてください。
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蓮舫 この総理の説明、官房長官の説明が矛盾だらけ、答えていない。
逃げているということを、この6人を削った経緯を知る方法が一つ
あります。8月31日に推薦名簿が出て、9月24日起案されるまで
の過程の公文書はありますか?
官房長官 今回の任命にかかる経緯について、杉田副長官と内閣府との
やりとりを行った経緯について、担当の内閣府において管理をしている
というふうに承知をしております。
蓮舫 どういう内容ですか、管理されているのは?
官房長官 今申し上げた杉田副長官と内閣府でやり取りを行った、
それ以外もあるかもしれませんが、それが、そういった記録という
ことを承知しております。
蓮舫 提出して下さい。
官房長官 まさにこれは人事に関する記録でありますから、内容の提出
は、今回の件に限らず、こうした案件については差し控えさせて頂いて
るところであります。
蓮舫 それは詭弁です。公文書管理法の目的と原則は何ですか?
井上信治大臣 公文書管理制度は、行政の適正且つ効率的な運営を
実現するとともに、現在と将来の国民への説明責任を全うするため、
極めて重要な制度であると認識をしております。そして、公文書
管理の適正化に向けては、ルールの明確化やチェック体制の整備
などの取り組みを着実に実施してきたところでありまして、新政権に
おいても引き続き各大臣の下でルールに沿った適正な管理を徹底
してまいりたいと考えています。
蓮舫 大臣、公文書管理法の原則は何ですか、って聞いているんです。
井上大臣 公文書管理法上の重要な原則として文書主義がございます。
公文書管理法の第4条、意思決定の過程や事務事案の実績を合理的に
あと付け、検証することができるよう、軽微な事案を除き、文書を
作成しなければならない旨を規定しております。
このことを文書主義と呼んでおります。
蓮舫 公文書、文書主義、つまりすべて残すというのが前提。
特に菅官房長官、安倍総理時代に桜やモリカケがあってもうとにかく
公文書は改ざんされる、不作成、直前にシュレッダー、そのことに
よって安倍内閣のときでも見直しをして、ガイドラインで打ち合わせ
やメモ全部残しましょうということになったんですね。
(中略)つまり、さきほど官房長官がおっしゃったように、人事に関する
といえば何でも出さないということじゃないんですよ。まず全部作る、
その中で人事に関する機微な部分は出さないでも結構ですけど、会議
をした、省議をした、こんなうち合わせをした、そして要件を狭めて
いった、こういうふうにした、総理に報告をした、最終権者の総理が
決裁をする時点までを一連のファイルで残さなきゃいけないんです。
これ、残していると思います。人事の機微な部分は黒塗りでも結構
です。出してください。
官房長官 (中略)これは行政機関の保有する情報の公開に関する法律
においても、人事管理にかかる事務に関し、公正かつ円滑な人事の
確保に支障を及ぼすおそれがある場合については開示をしなくても
いいと、こういうふうにされているところでありますので、いずれに
しても、人事に関する記録、この内容については、今申し上げた今後
の公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれもあることから、
この提出はこれまでも差し控えさせて頂いているということであります。
蓮舫 いや総理、人事に関する機微な情報、個別名詞とかこの人はこう
いう理由だ、そこはいいんです別に。ただ、こういう過程で狭めて
いった、省議を重ねたという途中経過をお示し下さい。
総理として指示をしますか?
首相 今、官房長官が申し上げたとおりです。
蓮舫 総理として指示しないということですか?
首相 官房長官と総理は一体であります。
蓮舫 政府があらゆる記録を克明に残すのは当然、議事録とは最も基本的
な資料、国家運営の責任感の無さ、この作成を怠ったのは責任感の無さ
が如実に表れている、国民への背信行為、これはあなたのブログで、
本に書かれた記述です。今でもこのお考えですか?
首相 そこは変わっておりません。
蓮舫 国民への背信行為にならないように情報公開する、私たちに提出
する、って言ってください。
首相 ルールに基づいて行いますので、先ほど官房長官申し上げた
とおりです。