2020年11月13日金曜日

「市内にLGBT差別は存在しない」春日部市議、謝罪を拒否


 10月30日にFB投稿でご紹介した、春日部の井上市議。

LGBTのパートナーシップ条例の創設などを求める請願に対し「春日部

市にLGBTに対する差別がないことは明らか」「左翼の作戦」などと発言

していましたね…

(10月30日の記事→ https://www.facebook.com/asunojiyuu/posts/3363521643683004


 その井上市議が、改めて、謝罪も発言の撤回も拒否した、とのこと。


● 「LGBT差別は存在しない」

                        問題発言の春日部市議 謝罪も撤回もせず (東京)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/67830



 「差別するつもりはない」とのことですが、いうまでもなく、差別

する意思が本人にあるかどうかは、発言が差別的かどうかとは、関係

ありません。セクハラと同じようなものです。

 記事の最後に「市は『相談の有無にかかわらず性的少数者は社会の

中で困難を感じていると認識している』とし、市民への啓発を引き続き

進めるとしている。」とあり、市の良識がせめてもの救いです。

井上市議は、自分がグルっと見まわした範囲で差別が見えなかったこと

をもって「市内に差別は存在しない」と思い込み、苦しみを訴える声を

排除しました。十分、差別的です。


 相談窓口に相談が来ないということは、その相談窓口は利用しづらい

ということなんじゃないか、という容易に想像できることにも思いが

至りません。

 自分の身の回りに性的少数者がいないということは、自分は「カミング

アウトしないでおこう」と思われているのだ、ということにも気づけませ

ん。こういう浅はかさを、市民(有権者)はどう評価するのでしょうか。


 差別を許さない有権者の気持ちが一票に託されれば、おのずと、差別を

許さない議員が多く当選し、差別に「寛容」「無関心な議員の居場所は

なくなるはずなのですが。