不定期に繰り返しアップしていますが、25条(生存権)について、
ぜひ知っておいてください。
ままならない事情で経済的に困窮する危険は、誰にでもあります。
それを「弱肉強食の世界だから」「自己責任」と見捨てる世界観を、
日本国憲法は明確に否定します。本人の努力ではどうにもならない
貧困から救い上げ、人間らしさを保てる最低限の生活を保障すること
は国家の義務です(25条)。
生存権は、まぎれもない基本的人権で、生活保護の受給は、怠慢でも
わがままでもないこと、ぜひ、ぜひ、忘れないで下さい。
また、生存権(25条)がすべての国民に「健康で文化的な最低限度の
生活」を保障するのは、「戦争の芽を摘む」という意味においても大切
です。
貧困と差別は戦争の温床です。
いつの時代も不況・飢餓・差別が市民を分断し、政府は失政を隠すため
に市民の憎悪を「外敵」に向けさせ、戦争を起こしました。