重要土地調査規制法案が、まともな審議のないまま衆議院で可決され、
参議院での審議が始まりました。廃案一択です。
各地の弁護士会から、廃案を求める反対声明が続々と出ています。
愛知県弁護士会
<重要施設等の土地等の規制等に関する法律案に反対する会長声明>
https://www.aiben.jp/opinion-statement/news/2021/06/post-54.html
人権に対して凶器のような法案の危険性を簡潔にまとめています。
↓
「法案の土地等利用状況調査そのものが曖昧で恣意的に行われる
おそれがあり、さらにはその調査のための、情報提供を求める内容も
恣意的に行われるおそれもあり、政府が、刑罰の威嚇によって、
市民のプライバシー権や思想良心の自由、表現の自由等、基本的人権
を著しく害する危険がある。」
法案が必要だという根拠もないことを、厳しく指摘しています。
「国防のため」っていう妄想ないしデマ、に基づいた法案です。
↓
「本法案は,安全保障上の観点から,外国資本による重要施設近辺の
土地等の買収を防ぐことが立法事実とされているが」「本法案がいう
重要施設周辺の土地につき,外国資本による土地取得による問題が
発生している事実はなく,同法案の立法事実はない。」
「当会は、基本的人権の擁護と社会的正義の実現という観点から、
本法案が国会審議によって廃案とされることを強く求める。」
愛知県に住むすべての人の人権にとっての危機です。
県民の方はもちろん、他県の方も、ぜひ声明を読んで、周囲に広めて
ください。
マスメディアにはこの法案の危険性をもっと大きく報じるよう、
メールや電話で求めましょう。投稿しましょう。