2021年6月4日金曜日

そもそもぜんぜん必要ない疑惑⚡  重要土地調査規制法案


 タガが外れたような治安立法、重要土地調査規制法案。

 まともな審議もされないまま衆議院で可決されてしまいました。。。

 参議院で必ず廃案にしましょう!

 この反対の声を広げるにあたって、「でも…防衛のためには必要なんで

しょう?」という不安がおありなら、まずその不安を解消しましょう🌟


 強引に成立させようとしている政府は、この法律の必要性について、

「外国資本による基地周辺や離島の土地取得が発生し、国民の間に不安

や安全保障上の懸念が広がっている」と主張しています。

 では現実に、外国資本の土地買い占めによって基地の機能が妨害され

ている、という事実があるのでしょうか?

 実はマユツバであること、知ってください。


 このこと、昨夜の福島みずほ議員とあすわか弁護士たちとのオンライン

対談でも、話題になっていましたね!→ https://youtu.be/z10-CdIDBWQ

 「立法事実はない、と政府は認めているわけですよね。」

「外国資本による土地の買い占めを規制すればいいだけの話なんじゃ

ないの?と問えば、政府は『内外人平等主義(外国人に、自国民と同等

の待遇を与える原則)ゆえ、その規制できず、周囲1km圏内の人を

調査・監視対象にするしかない』と言っていて、立法事実と結びつかない

ですよね。」


 …ムムムっ


 政府は昨年、「外国資本の土地買い占めにより基地の機能が妨害され

ている」事実が実際には確認されていないことを認めています。なのに

何の根拠も示さずに法案を出してきたのだから、「は?妨害されてる事実

ないって言ってたじゃん」という話です。

 そして衆議院本会議で、法案が必要だという根拠事実について質問され

ると、小此木大臣は“安全保障上のリスク回避”を理由に答弁拒否しました

。。。💧

 すごくマユツバだといった意味、お分かりいただけたでしょうか。

 

 「外国資本が土地を!日本に危機が!だからこの法律が必要!!」と

政権与党+αは不安を煽りますが、その根拠事実を尋ねると「それは教え

られない」と。

 「根拠は教えないけれど、とにかく必要だから賛成しろ」というのは、

主権者国民と民主主義への愚弄です。国民の人権と民主主義を踏みつぶ

す有害な法案な上に、そもそも必要ないんじゃない?という重大な疑惑。

 「防衛のためだから」とドヤ顔で主張してくる人には、ぜひ教えて

あげてください。



 また、「防衛のために必要」「国益のために必要」と言われると反論

しづらくなってしまう人に、ぜひ考えていただきたいことがあります。 

 「防衛のためだから」「国益のためだから」という理由で国民の自由

や人権が制限されるのは仕方ない、という考え方は「お国のために死ね

」と国民に教育した戦前の発想と直結します。「この世界で、命と人権

より尊いものなんかない」という日本国憲法の理念とは対極にあります。

「国益」「国土防衛」「天下国家」…そういうスケールの大きそうな

ボンヤリものを持ってきて、小さな一人ひとりに生きづらさを強いる発想

とは、75年以上前に決別している国であることを、ぜひ覚えておいて

ください🍀



<あすわかtwitter>

https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1400673738295713794?s=20