先週の報道ですが、国立市などがアイヌ民族差別に反対する学習会
を開きました。
商店街に「アッ犬だ」という落書きが発見されたことがきっかけ
だそうです。
おそらく、今年3月に日本テレビの情報番組で出演者が同じ表現で
笑いをとろうとしたことを受けて書かれたものでしょう。
● 「アイヌ差別、場所関係ない」
国立市が侮辱落書き受け学習会 当事者、歴史学ぶ重要性訴え (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/108033?__twitter_impression=true
この落書きが、アイヌへの明確な差別意識から書かれたのか、騒動を
ただ面白がって書いたのか、典型的なアイヌ差別の言葉だと知っていた
のかどうかは、不明です。
しかし国立市がこれを「落書き程度だから」とか「どういう意識で
書かれたのか分からないから」などとうやむやにして終わらせなかった
ことは、評価に値することです。
地方自治体が毅然と「差別の芽を見逃さない」「差別を許さない」
姿勢を行動で示すことは、差別の歴史や実態を知らない住民や、無関心
の住民への啓発になり、差別に傷ついている住民に「行政は差別を許さ
ない」「あなたには何の非もない」というメッセージになります。
<あすわかtwitter>
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1400012366704648197?s=20