2021年6月7日月曜日

国立市の学習会 アイヌ差別を許さない


 先週の報道ですが、国立市などがアイヌ民族差別に反対する学習会

を開きました。

 商店街に「アッ犬だ」という落書きが発見されたことがきっかけ

だそうです。

 おそらく、今年3月に日本テレビの情報番組で出演者が同じ表現で

笑いをとろうとしたことを受けて書かれたものでしょう。


● 「アイヌ差別、場所関係ない」

 国立市が侮辱落書き受け学習会 当事者、歴史学ぶ重要性訴え (東京)

 https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/108033?__twitter_impression=true



 この落書きが、アイヌへの明確な差別意識から書かれたのか、騒動を

ただ面白がって書いたのか、典型的なアイヌ差別の言葉だと知っていた

のかどうかは、不明です。

 しかし国立市がこれを「落書き程度だから」とか「どういう意識で

書かれたのか分からないから」などとうやむやにして終わらせなかった

ことは、評価に値することです。

 地方自治体が毅然と「差別の芽を見逃さない」「差別を許さない」

姿勢を行動で示すことは、差別の歴史や実態を知らない住民や、無関心

の住民への啓発になり、差別に傷ついている住民に「行政は差別を許さ

ない」「あなたには何の非もない」というメッセージになります。


<あすわかtwitter>

 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1400012366704648197?s=20