重要土地調査規制法案。。。参議院で廃案にしましょう。廃案一択です。
兵庫県弁護士会からも、廃案を求める会長声明が出ました!
<兵庫県弁護士会>
「重要土地等調査規制法案」の廃案を求める会長声明
声明では、まずこの法案の危険性が端的に指摘されています。
<一部抜粋>
重要土地等調査規制法案は、立法事実が十分でなく、政府によって
「重要施設」及び「注視区域」に指定される県内の広範な地域の住民
や施設利用者・関係者等に対する無限定な監視につながりかねず、
基本的人権を侵害するおそれが極めて大きいことから、今国会での廃案
を求める。
<抜粋終わり>
書かれている通り、特に誇張するわけでもなく「全国民」を監視対象
にできてしまう法案です。対象となる不動産の所有者・利用者のみならず
「その他の関係者」も監視対象なのですから。
これまで、こんな法律がなくても自衛隊の情報保全隊は違法に市民の
個人情報をせっせと収集していました(プライバシー侵害として裁判で
違法と認定)。法が無くても「だからなんだ」とばかりに市民のプライ
バシーを踏み荒らすのですから、根拠法ができてしまえば、確実に市民の
監視活動・個人情報収集は実行されるでしょう。
すると、どうなるか。
「何も悪いことしてないけれど、すべて知られてると思うと怖いから、
市民運動とかはやめておこう」
「やましいことは何もしていないけれど万が一なにかあったら怖いから、
デモに行くのは止めておこう」
“善良な市民”は少なからず、こういう不安を抱き、「念のため」行動
しなくなります。社会全体が萎縮して、「政治に対して誰も声をあげな
い社会」ができあがってしまう。表現の自由が事実上なくなる(なんと
なく自由は行使できない空気に満ちた社会)。
それを狙っている法案です。