あすわか田中淳哉弁護士の連載「つれづれ語り」。
今回は「『異例の日』に思う」と題して、沖縄戦の戦没者の遺骨を含む
土砂が、米軍の辺野古新基地建設に使われようとしている問題について
書いています。
https://j-c-law.com/turedure210623/
本土防衛の「捨て石」となった子どもも含む20万人もの命。
その遺骨が混じる土砂を基地建設に使うという猟奇的なまでに非人道的
な計画が進んでいます。
<一部抜粋>
戦没者遺骨収集推進法は、国に遺骨収集の責務を負わせている。
つまり国は本来、自ら遺骨を収集すべき立場にある。遺族やボランティア
が収集し続けているにもかかわらず、遺骨が多く残されている南部の土砂
を埋め立てに使うことは、二重の意味でこの責務を放棄するものだ。
菅総理は、今年2月17日の衆院予算委員会で問われ、「南部で収集する
場合は、業者に戦没者の遺骨に十分配慮するよう求めて参りたい」と答弁
した。しかし、埋もれた遺骨は石灰岩と色が似ており、重機で採掘する
業者が目視で判別するのは不可能だとの指摘もなされている。いずれに
せよ「業者任せ」で済ませてよい話ではなく、国として責任ある対応を
すべきだろう。
<抜粋終わり>
辺野古新基地建設があまりにも理不尽であり民主主義の対極にある政策
であることも、改めてまとめてあります。ぜひお読みください!
現在進行形の、この沖縄と共に生きる主権者一人ひとりが、どれだけ
真剣にこの事実と向き合うか、問われています。