別姓を認めない現行の婚姻の規定を合憲とした最高裁の決定に、
心から抗議します。
自分の名前は自分の一部であり、結婚したくば変えろと強制する
ことは、その人の身体を引き裂くことに等しい人権侵害です。
自分のまま結婚し、自分のまま生きたい。なぜそれが許されないか。
● 夫婦同姓の規定は「合憲」 最高裁大法廷、6年前と同様 (朝日)https://www.asahi.com/articles/ASP6R4CT2P6LUTIL064.html?oai=ASP6R6DRDP6RPITB012&ref=yahoo
● 「国会の判断」当面進展せず 自民、集約先送り 夫婦別姓 (朝日) https://news.yahoo.co.jp/articles/6693f9b8b8ef25916fb9fb9d6aa8f0ebb86adbf3
選択的夫婦別姓はじめ性差別の問題は、巨大与党である自民党と、
その他の政党や世論と、最も違いが鮮明に出るテーマです。
女性が対等な人間扱いされなかった時代への郷愁を隠さず、「あるべき
女性」「あるべき家族」観へ固執する、“極右”と呼ばれても仕方ない一部
の議員たちが自民党内で力を持ち続ける以上、自民党政権下で選択的夫婦
別姓が実現することも、性差別が解消されることもない、と見るのが現実
的ではないでしょうか。
選択的夫婦別姓の実現がまた一段と遠のいたことについて「そんなに
落胆することか?」と思っている男性は、ぜひ自分が他人事として傍観
できる“特権”について考えてみて下さい。せめて、自分が婚姻で姓を
変えて生きることを想像して下さい。「不便」を超えた喪失感、苦しみ
を少しでも共有して下さい。
あっ、今年は、衆議院の選挙がありますね!