選択的夫婦別姓の実現が遅々として進みません。
理由は、与党である自民党の「一部の議員たちの猛烈な反対」ゆえ
です。一刻も早く実現すべき人権問題を、こうした極端で人権を無視
する議員の言説に阻まれるのは、非常に無念です。
京都新聞が、政権の姿勢を批判しているのでご紹介します。
● 社説:夫婦別姓 議論の後退は許されない (京都新聞) https://news.yahoo.co.jp/articles/f051022c561f0b68b3168ade459ffbd796d2b75d
<一部抜粋>
民法では、結婚した男女はいずれかの姓に統一することになって
いるが、現実には96%が夫の姓を選んでいる。
通称使用の範囲は広がってきても、多くの女性が二つの姓を使い
分けなければならない不平等な現実に変わりはない。
国連の女性差別撤廃委員会は、民法の規定が差別規定に当たると
して日本政府に改正を繰り返し勧告してきた。
最高裁も、2015年に夫婦別姓を認めない民法の規定を合憲とする
初判断を示した一方、選択的夫婦別姓については「国会で論じられる
べき」との意見を付け、議論を促した。
そうした求めを長年放置してきた国会の責任は大きい。とりわけ
議論封じのような自民党内の動きは、民主主義のルールまで阻害する
ものといえ、受け入れられない。
<抜粋終わり>
よりによって男女共同参画担当大臣である丸川珠代氏も名を連ねた
「選択的夫婦別姓に反対してくれ」という文書が地方議会の議長宛て
に送られ、なりふり構わず不当な圧力をかける同党の執念には、失望
しかありません💧
性差別の解消に、無関心どころか、温存させたいのかと思うほどの
執念です。
自由と平等を重んじる政治や社会に生きたい。自由を平等を重んじる
社会を子どもたちに見せたい。そう思えば思うほど、この政権ではダメ
だ、という気持ちもつのります。。。