自民党の武井俊輔議員のツイート、とても問題がある内容なので
ご紹介します。
武井俊輔(自民党 宏池会)@syunsuke_takei
https://twitter.com/syunsuke_takei/status/1373848054973956098?s=20
「憲法は不磨の大典ではなく時代の価値観を捉え、あり方を考えて
いくことは必要です。その意味でも野党からも改正案を出して頂き
議論すべきです。改憲=戦争的なおどろおどろしいイメージが一部
に根強いとするなら、9条より先に多様性に係る部分だけ変えても
いいと私は思います。」
「○○を改正しなければ」という、何か具体的な国民の世論が形成
されてもいないのに、唐突に「野党は対案を出せ」という主張。
意味が分からない、というか、本末転倒というか…最初から改正ありき
の前提に立っている、とてもおかしな主張です。
差別を解消し人権を保障する政治を全力で進めて、社会を憲法に
ことこそ、憲法尊重擁護義務(憲法99条)を負う国会議員の使命の
はずです。その努力はしているのでしょうか?
生活保護制度を充実させていますか?
保健所を増やしましたか?
夜間学校を増やしましたか?
性暴力被害者のワンストップサービスを拡充させましたか?
児童相談所の職員を増やしましたか?
労基署の職員を増やしましたか?
保育士の待遇を改善しましたか?
女性議員を増やす実効性あるプランを実行しましたか?
選択的夫婦別姓を実現させましたか?
同性婚を法制度化しましたか?
繰り返しますが、国会議員の方々は、「社会を憲法に近づける」使命を
忘れないでください。生きてる人間(国民)は、求めてもいない机上の
空想に付き合っている余裕はありません。
命と生活がかかる諸問題を、憲法に忠実に、解決してください。