先日、岡山県議会が、選択的夫婦別姓の導入に反対する国への意見
書案を自民党県議団などの賛成多数で可決しました。
● 選択的夫婦別姓 導入に反対
岡山県議会、意見書案を可決 (山陽新聞デジタル)
https://this.kiji.is/745492430098120704
意見書には「選択的夫婦別姓は家族の絆や一体感を危うくする恐れが
あり、親子で異なる姓を名乗ることは子どもの福祉への悪影響も懸念
される」「旧姓の通称使用は既に一般化している。国民に広くコンセン
サスができていない状況で拙速に導入すれば、国の将来に大きな禍根を
残しかねない」
などと書かれているそうです。
この報道について、自民党の片山さつぎ議員がツイートしていました。
片山さつき@katayama_s
https://twitter.com/katayama_s/status/1375087169774100482?s=20
「『日本を取り戻す』先陣を切って頂いてます!」
…改めて、この場でご紹介する意味があるのかないのか微妙でも
あるのですが、「選択的夫婦別姓に強硬に反対する議員たち」の、
不気味なほど論理でものを語らない態度を、やはり何度でも確認し
合う必要はあるでしょう…。
同姓強制に固執することが「日本を取り戻す」ことだという賞賛。
「日本」も「取り戻す」も、具体的に何を指すのかまったく分か
らない(一切説明しない)点、日本会議など極端な保守派がよくい
う「伝統的家族観が崩壊する」と同じです。
また、性差別解消や人権保障には一瞥もしない点も「あるある」
です。
人の命や人権よりも大事なものなんて無い、というのが日本国憲法
もうたう人権思想なのですが、そんなものはどうでもいい、といわん
ばかりです。憲法の根本思想を共有できない人は、当然のことながら
憲法尊重擁護義務を負える能力がないので、議員になってはならない
…はずなのですが…。