2020年2月14日金曜日

「都合悪いので法解釈変えます」それは、法治国家の終焉



 閣議決定で黒川弘務・東京高検検事長の定年が半年延長された
問題は、国家公務員法が適用されるはずのないケースで国家公務員
法が適用された、逆立ちしてもありえないものでした。

 それについて、法務大臣のグズグズな答弁では対処できないと
考えた政府がとった次の行動は、
 率直に謝罪してありえない法適用を撤回して総辞職
 …ではなく、


● 検事長定年延長 首相「法解釈を変更した結果」
               国家公務員法と検察庁法 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20200213/k00/00m/010/228000c




「検察官の勤務(定年)延長に国家公務員法の規定が適用されると

解釈することとした」by安倍首相


 都合悪い法律は「解釈変えることにしました」のひと言で事実上の
法改正すればいいや、という、キャタピラで轢くくらいの強行突破を
しました。
 時の権力者が、法の解釈を自己の都合いいように変えてやりたい放題
ならば、では何のために法があるのか。


 これは、法治国家の終焉そのものです…。