2020年2月22日土曜日

「法解釈の変更」で検事長の定年延長 許されないばかりか「口頭の決裁」!?



 適用されるはずのない国家公務員法を適用して東京高検検事長の
定年の延長を決めた閣議決定。
 そんな法適用がなぜ許されるのかと言えば「法解釈を変更したから」
だという。
 事実上の法改正を閣議決定1つでなしえてしまうなんて、これを
許したら、もう国会はなんのためにあるのか、法律とは何のために
あるのか、すべて意味のないものになります。

 私たちは、大げさでなく、法治国家の終焉に立たされています。
 このまま発展途上国に堕ちていくのを許すのか、
 そんなのイヤだと抵抗するのか、
 私たち主権者国民の、一人ひとりの、理性と知性そして人間性が
問われています。

 
 「法解釈の変更」などという主張について、さらに信じがたい事実が
発覚しました。
 20日、森法務大臣は法解釈の変更について「法務省の部内で必要な
決済を取っている」と答弁したにもかかわらず、
 21日には予算委員会の理事会で「文書による正式な決裁は取ってい
なかった。口頭による決裁だった」なんて説明をしたのです。

● 法務省、解釈変更 決裁「取っていない」 検事長定年延長めぐり (TBS)
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200221-00000048-jnn-pol&fbclid=IwAR3_oIpggKyxff4i5GtpTusIFXXnZJZVQ4_D61huW52gEZI3FrroZA6RI9g




 ( ゚Д゚)は?口頭の決裁??
 …そんな手続きがあるわけがない。許されるわけがない。
 「その前日の委員会では、決裁をしてると虚偽の答弁をしてる
んですね、森大臣は。口頭で決裁しましたなんて、日本の霞が関の
ルールには全くありません」(立憲民主党 安住淳国対委員長)


 つまり、決裁せずに勝手に決めたということです。
 もはや、無法地帯です。
 私たちは民主主義国家に生きているんじゃなかったのか。
 なんなんだ、この光景は。
 そう思ったら、その違和感、その怒りを、声に出しましょう。
黙ったままでは、「容認」になってしまいます。