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2020年2月22日土曜日
東京高検検事長の定年延長 身内からも違和感が
東京高検検事長の定年が、「国家公務員法の適用」というありえ
ない法適用で延長された“事件”――。
事実上の法改正を「法解釈の変更」という閣議決定で成し遂げよう
という暴力的な政治に、身内である検察官からも違和感が噴出して
いるようです。
● 検察内からも意見「国民に経緯説明を」 検事長定年延長 (朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASN2M7KD0N2MUTIL05W.html
疑問が呈されたのは、19日に法務省で開かれた「検察長官会同」
という検察幹部が集まる会議。
会議の終盤に中部地方の検事正が挙手し、この問題について質問
したそうです。
「検察は不偏不党でやってきた。政権との関係性に疑念の目が向け
られている」
「このままでは検察への信頼が疑われる。国民にもっと丁寧に説明
をした方がいい」
法務事務次官は「延長の必要性があった」としか回答しなかったとのこと。
法治国家が目の前で砕け散るのを黙って見過ごせない、法曹として
極めて常識的な姿勢です。
しかしこれまでの流れからして、政権からの圧力は不可避でしょう。
マスコミへの投書やメール、できるかぎりの応援をしましょう。
国民がこの検事正に共感していることを示すことは、とても大切な
アクションです。