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2020年2月1日土曜日
『スターウォーズ』は、緊急事態条項(国家緊急権)を学べる映画です。
新型コロナウイルス対策のために、憲法に緊急事態条項をもうけよう!
…なんて声が、自民党の議員からちらほら聞こえてきます。
「国の危機に、迅速に対応するためだよ」とか言われると、
「そっか…そういう制度あった方がいいのかな」と不安に流されがちに
なりますよね。
その気持ちは分かりますが、冷静に考えてみましょう。
緊急事態条項(一般的には国家緊急権といいます)は、いってみれば、
憲法の一時停止システムです。三権分立や人権保障といった憲法体制を
一時停止にして独裁制にすることで「国家の危機」を乗り越えよう、
という制度です。
一時停止にして独裁制にする。すでになんか「えっ…」と思えたなら、
そのセンスは見事です。
すごーく分かりやすく緊急事態条項(国家緊急権)を学べる映画が、
身近にあります。
実は、『スターウォーズ』ep1~3は、緊急事態条項
(国家緊急権)の濫用で民主主義が崩壊する過程を描いているのです。
非常大権(国家緊急権)で強大な権力を握り議会を無力化したパル
パティーン議長が、エピソード3で遂に帝国の建国を宣言する時、
パドメがつぶやきます。
So this is how liberty dies. With thunderous applause.
(これで、自由は死んでいくのね。万雷の拍手のうちに。)
今は非常時だから、
今は緊急事態だから、
という言葉で不安をあおられた元老院議員たちが、非常大権(国家緊急
権)を発動して、議長に次々に強大な権力を集中させていく過程を、
ジェダイ評議会は怪しむ。そんな姿も、要所要所で観られますよね。
この『スターウォーズ』で緊急事態条項の危険性を語る試みは、かつて
あすわか内山宙弁護士の憲法カフェ「スターウォーズ憲法」として大人気
を博しました!
内山弁護士が詳しく書いた記事はこちら☆
↓
● 自民党憲法改正案の緊急事態条項が、スターウォーズよりヤバい4つの理由
https://www.huffingtonpost.jp/hiroshi-uchiyama/star-wars-constitution_b_8910388.html
* 現在、自民党の「改憲4項目」では記事当時の案よりさらに悪い案が出てます。
そんな民主主義の視点からも、楽しめるスペース・オペラ☆
まだ観たことない方も、往年のファンも、こういう角度から楽しんでみませんか♪