2014年6月19日木曜日

セクハラ野次も憲法の問題です


今日は、都議会での野次がニュースになりました。
特に詳しく書いたリンク
http://www.j-cast.com/2014/06/19208144.html

なぜ、こういう野次を飛ばすのでしょうか?

やはり、「女性は結婚・出産して初めて一人前」
「結婚しない、産まない女性は半人前で発言する資格はない」...
そんなふうに考える人が、まだいるということでしょうか?
でもね、そう考えている皆さん。
いったいいつからそうだったの?

もちろん、結婚・出産という人生を歩みたいと望む女性がいるのは当然のこと。
でも、それを望まない人がいたっていいし、
望んでもできないからといって、その人の人生に価値がないというわけではない。
持って生まれた自由と違って、「人は成人したら●歳までに結婚して、子どもを…」なんて、誰かが勝手に決めたことです。
まして、そういう道を歩まない人の価値を国家が否定しては、絶対にいけない。

それが、憲法13条の「個人の尊重」ということなのです。

野次を飛ばした犯人は今のところ分かっていませんが、
憲法13条「個人の尊重」が消えてしまったら、
こういった野次が大手を振って歩く日が来るのかもしれません。

憲法13条から「個人の尊重」を消そうとしているのは誰でしたっけ?
皆さんなら、もうお分かりですね。

今日、一人の女性政治家が悲しい思いをしたこと。
これも単なる「セクハラ問題」というだけではなく、
個人を尊重しない自民党憲法草案の世界への警鐘であり、
立派な憲法問題なのです。