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2019年10月3日木曜日
「補助金不交付」の決定、議事録なし!
「あいちトリエンナーレ2019」へ補助金交付が決まっていた
にもかかわらず、不交付と決定した件、
どのような議論・過程を経て決定されたのか、その議事録がない
ことが分かりました。
● 本村伸子議員(日本共産党)のツイート
「10月1日、文化庁から『あいちトリエンナーレへの補助金不交付
を決定した審査の議事録はございません。』との文書が国会事務所に
届きました(怒) どのような審査で『不交付』が決まったのか知りたい
と文化庁に要求していた回答です。」
https://twitter.com/motomura_nobuko/status/1178944070174904320
● 芸術祭の補助不交付、国が議事録作成せず (朝日)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14203277.html
およそ、社会に存在する常識的な組織として、考えられないことでは
ないでしょうか、、、?
どのような議論と手続きを経たのかを記録することは、民主主義を
正常に回していくためには、必須の条件です。
だから国民は国会中継で国会を見て、議事録を見て、地方議会を
傍聴して、裁判所を傍聴して、役所に情報公開請求して、手続きと
議論が正常に行われているか監視できます。
…という説明がなくても、企業にお勤めの方なら、会議の議事録が
どんなに大事かは身に染みて分かっておられるはず。
傍聴できない会議の議事録がなければ、ブラックボックスだから誰が
何を言ったか分からず、どんな具合に議論が流れたのか分からず、
事後に国民は問題点を指摘することも批判することもできません。
今回の件でいえば、
もしかしたら、議論自体がなく、誰かが一言「不交付で」と言って、
2秒で終わったのかもしれません。
でも確かめようがない。
もしかしたら、文化庁より上の機関から「不交付にしろ」という指示
が来て、それに唯々諾々と従ったのかもしれません。
でも確かめようがない。
議事録がなければ、行政内部で誰がなにをしようと、国民から指摘
しようがないわけです。
これでも民主主義が通常運転できている国だと思い続けるのは無理
です。
これを許せば、必ず繰り返され、ますます議事録をとらず(隠し)、
事実上「お上が決めたんだから、国民は黙って従ってろ」の世界が
深化します。