2019年5月31日金曜日

「子ども3人くらい産むように」処分どころか共感の自民党



 定期的に発言する当番かなにかがあるのでしょうか。
 と勘繰りたくなるくらい、この手の発言が止まらない自民党。

●「3人くらい産んで」に与野党反発 自民内に擁護の声も (朝日)
 https://www.asahi.com/articles/ASM5Z571TM5ZUTFK01H.html

河村元官房長官
「桜田先生の気持ちはよくわかる。婚礼の席に行くと、激励の意味を
込めてそういうことは我々もよく口にする」

…めっちゃ共感してますね( ゚Д゚)。
この共感発言自体が暴言であることはもちろん自覚ないのでしょう。

 本心から、「少子化なんてのは、女性のワガママか気まぐれが原因
なんだから、叱咤激励して、正しく指導・教育して産ませれば食い止め
られる」と確信しているわけです。
 だから“激励”のつもりで“真心を込めて”言っちゃうのです。
 つまり本心。

 本心からの発言だから、「失言防止マニュアル」なんて無意味なわけ
ですね。その価値観自体が人権の理念と相容れないのだ、と学んで悔い
改めてくれない限り、永遠にこの手の発言は続くでしょう。

 桜田元五輪相を処分しないどころか、共感の声まである与党自民党。
 そういう与党に少子化対策などできるわけがない。これは必然です。
 このまま、この正当に国の未来や国民の生活を託しておいていいのか?
常識的に考えて、不安が沸き起こりますよね。
 
 少子化はたしかにこの国が抱える大問題なので、濃淡あれど「食い
止めた方がいい」と考える方は多いはずです。
 であれば、少子化の原因を科学的・論理的に検証し、実行可能な対策
を打ち出している政党や候補者に票を投じるしかありません。

 少子化の原因を突き止めようともせず、ただただ女性に「産め」と
“叱咤激励”するだけの政党や候補者、論外ということです。