2019年5月21日火曜日

自民党の「失言防止マニュアル」


 自民党が所属議員らに「失言防止マニュアル」を作成・配布したとのこと…。

 「発言は『切り取られる』ことを意識する。」
 「タイトルに使われやすい『強めのワード』に注意」など、どれも発言の
受け手が「誤解」してしまうことを防止しようという趣旨で書かれてます。


 でも、

「復興以上に大事なのは高橋さんだ」(桜田五輪相)


「(セクハラ告発で)はめられた可能性は否定できない」(麻生財務相)

「このごろ、子どもを産まないほうが幸せに(生活を)送れるんじゃないかと、
勝手なことを自分で考えてね」(二階幹事長)

「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるもので
しょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
 (杉田水脈議員)


「できれば佐賀の知事さんには台湾のようなつきあいをしてほしい。
韓国か北朝鮮を相手にしているような気分」(谷川弥一衆院議員)

 …自民党議員の失言/暴言は、本音をそのまま言うケースばかりなので、
受け手は「誤解」しません。
 自分はまともなことを言っているのに受け手が誤解した、というのは、
責任転嫁で発信者として誠実ではありません

 失言防止マニュアルなどよりも、所属議員に対ししっかり人権教育を施して、
レイシズムや性差別の思想、あるいは優生思想などが根本的に憲法の理念や
人権思想と対極にあることを学んでもらえばいいのでは?

 憲法まで学び理解すれば、必然的に失言/暴言はなくなります。

 圧倒的に、近道です。