九州新幹線・長崎ルートの整備方針について、佐賀県知事が
「短期間で決めるのは受け入れがたい」という考えを示したこと
をめぐり、自民党の谷川弥一衆議院議員(長崎3区)が
「佐賀の知事さんには、台湾のようなつきあいをしてほしい。
韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ」と述べました。
●自民 谷川衆院議員「佐賀県知事は韓国・北朝鮮のよう」(NHK)
「よけいなことを言ってしまった。韓国や北朝鮮をやゆする
つもりはなく、長崎県と佐賀県が日頃から交流するような関係に
なってほしいということを言いたかった」と弁解しましたが、
「韓国や北朝鮮をやゆするつもりはな」いわけないことは文脈
読めば分かります。
相手をけなす時にパッと脳裏によぎった例えが韓国や北朝鮮
だった、ということですよね。
しかも韓国はまぎれもなく「日頃から交流するような関係」
ですし、事実認識がおかしい(厳しめに言えば、差別は無知から
来る、ということでしょうか。)。
政権与党の方針に異を唱える者すべて「国益に反する」「反日」
とひとまとめに敵視して蔑む態度は、国会議員として、そもそも
人として、あるまじきものです。
その行間に溢れる人種差別・民族差別の思想も、軽蔑に値します。