2019年6月18日火曜日

「天皇=現人神」信仰って、“日本古来の伝統”なの?


 先日、大阪の公立小学校での「新天皇ご即位記念集会」について
書きました。
 “万系一世の天皇”を無条件に尊ぶことを「日本人なら当然のことだよね」
という感覚で子どもたちに接する、これはあまりにも無邪気すぎる、頓着
がなさすぎる、端的に言えば浅はかなことだと言わざるを得ません。

 これも1つの「信仰」なんだ、これも数ある価値観の選択のうちの「1つ」
なんだ、という「わきまえ」が、最低限、社会人として、必要ですね。。。

 ところで、天皇への崇敬の念は日本人として当然だ、という、その「当然」
は、果たしてどれくらい「当然」なのか、参考になるブログをご紹介いたします。
 

◆あすわか堀新弁護士のブログ
「天皇」について考えてみる(4) 明治前半の人々は天皇をどう思っていた?

https://note.mu/horishinb/n/n442bd20bdc03



 いわゆる「現人神」信仰は、まるで“日本古来からの伝統”かのように
思われがちですが、いわゆる明治維新までは天皇というものは正直言って
存在感なく…、「官製宗教」とでもいうべきでしょうか、明治政府が意図
的に「伝統っぽく」作り上げたものだということが分かるかと思います。

 ついつい「伝統」といわれると大事なんだな~と流されがちですが、
鵜呑みにせずに、「ほんとにそうなのかな?」と調べてみると、「なーんだ
…大して(略」みたいなものって、ありますよね。
 正しい知識・教養を身につけることは、正しい議論をしていく上で、
とても大事です。