2021年1月8日金曜日

特措法で罰則強化?


 さきほどの投稿で紹介した記事にもありましたが、菅首相は新型

コロナウイルスに関する特別措置法改正案については「罰則などに

より強制力を付与し、実行可能な法案を早期に国会に提出する」

述べました。

 

 何に対しての罰則なのかは定かではありませんが、今回のような

「営業自粛」の要請に従わないケースを念頭にしているのだとすれば、

単純に考えて、憲法29条で保障された「営業の自由」を、まともな

補償なく侵害することは憲法違反になります。罰則で脅せばいい、

という発想は極めて人権感覚に欠けた野蛮なものです。


 「公共の福祉」の名の下に、なんの経済的フォローもなく、犠牲に

なってくれと言われて受け入れられるわけがない。

 補償をどうするのか、しっかり注視をしていかなければなりません。

 飲食店だけの問題ではありません。誰もが「次は自分の業種が狙わ

れるかもしれない」のです。