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2020年8月15日土曜日
“敗戦”記念日 「尊い犠牲」なんて言葉は使わない
日本の第2次世界大戦で亡くなられた方々への「尊い犠牲」という表現には
警戒が必要です。
いまや軍人・軍属の戦没者は6割が餓死との説が有力で、勝算のない無謀な
作戦での病死も多く、軍部の無為無策による死をドラマチックに美化して責任
の所在をうやむやにしかねません。
兵隊さんが華々しく喜んで「戦陣に散った」から、今の日本がある、なんて
めちゃくちゃな理屈には付き合ってはいけません。
誰もが自由に平穏に生きたかった。
死ぬ必要なんてなかった。
ショッキングな言葉ですが、「無駄死にさせられた」としかいいようがない。
尊い犠牲の上に今の日本がある、のではなく、生き残った人たちが必死に
がんばっただけです。犠牲は不要でした。
平和は、自由を行使する前提です。
二度と、
もう二度と、権力に無駄死にさせられる人が出ないよう、
憲法に忠実な政治を、憲法にのっとった社会を、求め続けましょう。