憲法や人権、民主主義の正しい知識を身につけることは、その人の人格形成や
社会とのかかわり方を大きく変えます。そこに生きる人々が、正しい知識、たし
かな人権感覚を持っているかどうかは、社会そのものに大きく関わります。
それは今、私たちが身に染みて感じていることと思われます。
なので、教育現場で使われる教科書が、間違いだらけなのは、とても危険で、
避けなければならないことです。
● 育鵬社の公民教科書 目指すゴールは改憲 (カナロコ)
東京都立の中高一貫校や特別支援学校、さらに藤沢市で、育鵬社の教科書が
不採択になりました。
数多くの歴史的事実が、書かれていなかったり不正確だったり、あるいは神話
ベースな話をあたかも史実化のように書いたり、問題の多さで話題となっている
教科書でした。
その育鵬社の教科書、憲法については、というと、
神聖な絶対君主の天皇から国民に主権が移った大転換の歴史が、一切書かれ
ず、、、
差別や搾取の歴史を反省して多くの人権保障に至ったという歴史的経緯や人権
の重要性についての言及もなく、、、
戦争放棄については単なる米国による押しつけ的な記述しかありません。。。
これでは欠陥品、といっても過言ではありません💦
今でもこの教科書を採択している自治体があること自体が、すでに大問題ですが、
採択しないという判断に切り替えた自治体に良識が戻ったことは、子どもにとって
も社会にとっても大きなことです。