政府が「反撃能力(=敵基地攻撃能力)」の保有を国家安全保障戦略
に明記することを決めました。相手国領土の基地を攻撃することは、
憲法の下で堅持してきた「専守防衛」の防衛戦略の大転換になるのでは
ないでしょうか…。しかも「相手国が日本への攻撃を着手した(まだ
ミサイルは発射していない)」段階で日本がミサイル攻撃をすることが
想定されており、これは外形上、日本からの先制攻撃になり、これを
「自衛だ」と主張・立証して国際社会を味方につけることは極めて困難
です。
● 敵ミサイル基地などたたく「反撃能力」 議論の焦点は【詳細】 (NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221130/k10013908261000.html
<引用①>
弾道ミサイルは、固定式の発射台だけでなく、車両や潜水艦などから
発射されることもあり、ことしの防衛白書では「発射位置や発射のタイ
ミングなどに関する具体的な兆候を事前に把握することは困難」として
います。仮に相手が武力攻撃に着手する前に敵の基地などを攻撃すれば、
国際法で禁止された「先制攻撃」となるおそれがあります。
<引用①終わり>
<引用②>
「相手はいろいろな形でこちらに偽の情報をつかませようとするだろう
し、おとりを使って挑発することもあると思うので、相手が攻撃に着手
したかを100%見極めるのは困難だ。衛星からの情報で危険な可能性が
ある行動を把握したからといって、自動的に攻撃をするのは不用意に開戦
行為を行うことになるので、いちばん取ってはいけないことだ」
<引用②終わり>
<あすわかTwitter>
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1598638078460952576