同性婚を認めない現行の規定(民法や戸籍法など)は、憲法24条
(婚姻の自由)や憲法14条(法の下の平等)などに反している、と
して同性カップルが全国で提訴している訴訟。大阪地裁で判決があり、
残念すぎる理由で現行制度は合憲だと示す、とことん残念な判決でした。
● 同性婚認めぬ規定「合憲」 札幌と判断分かれる―大阪地裁 (時事)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022062000555&g=soc
<判決全文>
https://www.call4.jp/file/pdf/202206/fcfd435120ab01b70ba3f579de6df158.pdf
<弁護団声明> https://www.call4.jp/file/pdf/202206/2465bafe3b1008a63e4954eb44f898dd.pdf
ぜひ弁護団声明↑をお読みください。
一点だけ、憲法改正の動きとの関連でいえば、
「憲法24条は同性婚を否定しており、実現には憲法改正が必要だ」
という珍説はここでも否定されました。
いわく「同性間の婚姻又はこれに準ずる制度を構築することを禁止する
趣旨であるとまで解するべきではない」。
憲法には「両性」と書かれていて、「男女」ってこと…?と読めますが、
憲法制定当時はとにかく「これからは家制度にしばられることなくカップル
の自由意思で結婚できるんだ!」ということが重要で、その「カップル」
表すつもりで「両性」と書かれたのですから、そこに「男女の組み合わせ
に限る」なんて意思は入っていません。
いまだに、この珍説を唱えて憲法改正を訴える政治家がいるので、ぜひ
「そんな必要はない」ということを覚えていてください💡
<あすわかTwitter>
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1539386597824532481?s=20&t=RnNwAv2HmHK86qOuM1DrIA