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2020年7月11日土曜日
2020年代なのに まだミスコン
外見、スリーサイズ、「女らしさ」「男らしさ」…その格付けを
楽しむのは差別的だと批判されて数十年経過したような気がしますが、
いまだに“過去のもの”にはなっていません。
● 女子アナの登竜門「大学ミスコン」は、もう全大学で中止すべきだ
(PRESIDENT Online)
https://president.jp/articles/amp/36847
「現状のミス・ミスターコンが孕む外見主義的な判断基準という問題
や『ミス=女性らしさ』『ミスター=男らしさ』という性の画一的な
価値観の押し付けを助長するようなコンテスト名からしても、LGBTQ
や多様性という観点から批判を受けることは然るべきであり、致し方
ないと言わざるを得ません。(略)このような状況を鑑みて、今年度
からミス・ミスターコンを廃止する決断に至り、時代に沿った新たな
コンテストを開催することになりました」
(上智大学 ソフィア祭実行委員会コンテスト局)。
「本学では、2016年6月に『ダイバーシティ宣言』を行いましたが、
ダイバーシティの基調をなすのは『多様な人格への敬意』にほかなり
ません。『ミス/ミスターコンテスト』のように主観に基づいて人を
順位付けする行為は、『多様な人格への敬意』と相反するものであり、
容認できるものではありません」
(法政大学)
「外見の格付け」を面白がるカルチャーは、社会に「女/男らしさ」を
強く植えつけ、差別の助長になります。エントリーして入賞を目指す女性
と協賛企業や主催団体とは圧倒的な力の差があり、重大な性暴力事案も
発生しています。
あらゆる角度から、時代にそぐわないイベントといっていいのでは。