2017年3月13日月曜日

『テロ等準備罪』とか言っちゃって! チラシ大好評御礼♪


 「テロ等準備罪」なーんて名前を変えて、共謀罪が新設されそうに
なっています。

 きょ、きょうぼうっ。。。
 怖いじゃーん。
 テロとか凶悪犯なら、共謀しちゃってる段階で捕まえた方がいいじゃーん。
 だから新設した方がいいじゃーん。


 …って思います?

 たしかにテロはこわいですよね。
 でも、この「共謀罪」は、そんな凶悪犯罪を防ぐためにはまったく訳に
立たなないから、問題なのです。
 どっちかというと、犯罪の「でっちあげ」に使われる可能性があるから、
怖いのです。 
 実際、共謀罪とそっっっっっくりな治安維持法という法律が、戦前、
日本国民と社会をがんじがらめにして、何の罪もない人を「おまえ、
凶悪犯だな」と捕まえては拷問し、ひどい時は死刑にしたりして、
民主主義も自由もズタズタにした歴史があります。


 「なにそんな古い話してんの。もう21世紀だよ。」と冷笑する方、
きっといらっしゃるでしょう。


 でも、権力の「欲」に、古いも新しいもありません。


 共謀罪がなくたって、警察や権力は、犯罪をでっち上げます。
 松川事件、布川事件、足利事件、袴田事件、名張毒ぶどう酒事件… 
 戦後の日本でも、やってもいないのにリンチで自白を強要させたり、
証拠をでっち上げたりして、無実の人が犯罪者扱いされ、そのまま
死刑判決を下されたりしています。


 「テロ等準備罪」は、ATMからお金を引き出したら、「それは犯罪の
資金集めだな」と見なされたり、SNSでのたわいもない会話が「これは
共謀だ」と認定されたり、捜査機関が「そう思い込んだら」オシマイで、
一般市民が「一般市民のふりをした犯罪者集団」に仕立て上げられて
しまう可能性が高いのです。


 そんなひどい法律ができたら、こわくて、政治の話も社会の話も、
できなくなります。 もし捕まったら怖いから、と、誰もなにも話さなくなり、
誰もなにも行動しなくなる…それって、もう、自由も民主主義も、終わり
です。

 みんなが怖がる、北朝鮮の人々の姿と、何が違うのでしょう?


 普通におしゃべりし、普通に政治や社会に意見できる、この自由な
社会を守るために、「テロ等準備罪」はぜーったいに要りません!


 あっ、最後になりましたが、チラシが大好評すぎて、「PDFデータ希望」
のメールが殺到しています☆
 うれしい悲鳴とはまさにこのこと、ありがとうございます。
 街頭で配ります、学習会で使います、という方や、議会で使いますと
いう自治体の議員さんからのメールもありました。
 万能なチラシですねw
 

 PDFデータご希望の方は、いつでも事務局にメールをください。
 (事務局: peaceloving.lawyer@gmail.com )