あすわか田中淳哉弁護士のブログ 「どうすれば『戦争の時代』を防げるか~人類が憲法9条を手にした意味」


あすわか田中淳哉弁護士のブログ

「どうすれば『戦争の時代』を防げるか

                                ~人類が憲法9条を手にした意味」

 https://j-c-law.com/kenpoukyuujou/



 憲法9条が生んだ数々の国是、それに基づく外交が国際社会にどう

評価されてきたのか。とても分かりやすく整理されています!✨

 これら諸原則が廃止(緩和)され9条が骨抜きになりつつある今、一人

でも多くの方に確認しておいてもらいたいことです。


 【黙っていれば、「受け入れた」ことにされてしまいます】



 日銀・黒田総裁の「家計が値上げを受け入れている」発言、びっくり

ですね。

 この発言から分かるのは、「いかに政府の感覚が市民感覚と乖離して

いる(市民感覚を無視している)か」ということ。

それともう一つ、「そんなのおかしい!」と声をあげて批判しなければ、

政府はどんどん「国民が承認した」というストーリーを勝手に作って

しまうこと。

 税金の使い道や、だれも救われないような法案や、一部の人にしか

得にならないような政策も、「それひどくない?」と思ったらしっかり

声に出して字にして政治家・政党に迫らないと、どんどん「国民も承認

した」ことにされます。

だって、なにも言わなかったじゃないですか、って。


 一人ひとりが怒りや疑問を形にすれば、『権力の暴走』へのブレーキ

になります。

 国民が監視して声をあげ、そして投票する。権力への歯止めは、つまる

ところ、これしかありません。


 社会や政治を変えようという時、決して、「うまくいくわけない」

「一人が声をあげたくらいじゃどうにもならない」など、最初から諦め

たり、ニヒリズムに流されることのないようにしましょう。生きている

限り政治と無関係ではいられません。他人事として考えたり諦めたりす

れば、民主主義は終わってしまいます。一人ひとりの微力が集結して、

巨大な力になるのですから。



日弁連会長声明「衆議院議員の任期延長に反対」

 

日弁連会長声明

「憲法改正による緊急事態条項の創設

                       及び衆議院議員の任期延長に反対する会長声明」 

https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2022/220502.html?fbclid=IwAR2v9shdSv5OSsuFHjwDWjR3RlJiWrwsMIwMTwAvah1H_LK0d2giPGOvQwE


 1つ前の記事で紹介したこの日弁連会長声明は、「衆議院議員の任期

延長」という改憲案にも反対しています。

 いくつか前の記事でちょこっと紹介・解説しましたね!

(https://www.facebook.com/asunojiyuu/posts/pfbid02LJgwLYsCftYKsaSyMwooguvTQk4ysx6o68yFWv8AqoSMptx34sraNPz3wS3Qq4tLl )


 「非常事態で選挙なんかしてる場合じゃない!」とか言われてしまうと、

たしかにそういうこともあり得るんじゃないの?じゃあ任期延長しても

いいんじゃないのー?…という風になんとなく賛成しがちになるかも

しれませんが…ぜひ冷静に考えてみてください。非常事態だ、と政府が

判断すれば国民が参政権を失うというダメージを⚠


<一部引用>

 憲法を改正し、衆議院議員の任期延長を認めるべきであるとの議論につい

ても、当連合会は前記意見書(https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2017/opinion_170217_03.pdf)において、内閣の権限濫用のおそれと国民主権の

原理への弊害を理由に反対している。2017年12月22日に公表した

「大規模災害に備えるために公職選挙法の改正を求める意見書」においては、

大規模災害が発生した場合であっても選挙を実施できる制度に改めるべきこと

を提言している。新型コロナウイルス感染症という一種の災害下においても、

任期延長という国民主権の原理に反するおそれのある制度ではなく、確実に

選挙が実施できる制度を構築すべきである。

<引用終わり>                                            


 堅苦しい文章、苦手!という方には、大意、こんな内容です。

  ↓

 大規模災害などの際には衆議院議員の任期延長を認めるという改憲案に

ついても、日弁連はすでに詳細な意見書を書いて、内閣の権限濫用のおそ

れと国民主権原理へのダメージを理由に反対しています。

(意見書→https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2017/opinion_170217_03.pdf)

 大規模災害の際にも、新型コロナウイルス感染症という一種の災害下でも、

政治家の任期を延長して国民の参政権を奪う形にするのではなく、「何が

あっても確実に選挙が実施できるシステム」を構築すればいいのです。



日弁連会長声明「緊急事態条項の創設に反対」


日弁連会長声明

「憲法改正による緊急事態条項の創設及び

         衆議院議員の任期延長に反対する会長声明」 

https://www.nichibenren.or.jp/document/statement/year/2022/220502.html?fbclid=IwAR2v9shdSv5OSsuFHjwDWjR3RlJiWrwsMIwMTwAvah1H_LK0d2giPGOvQwE


 小難しそうで読む気が起きない…という方、きっと少なくないと思われ

ますが💧w、でもそんなに難しいことは言っていません。

 まず、緊急事態条項についての内容だけでも~。


<一部引用>

 緊急事態条項は、権力分立を停止し、政府に立法権や予算議決権を認め

るものであることから、極度の権力集中による政府の権力濫用の危険性が

高い。さらに、人権保障を停止することから、営業の自由や財産権のみな

らず、表現の自由や報道の自由等、民主主義の根幹をなす人権が大幅に

制限される危険性もある。日本国憲法は、過去の緊急事態条項の濫用の

歴史にも鑑みて、あえてこれを設けることをせず、緊急事態には、あらか

じめ平時から個別法を制定して対処するという立場をとっているものと

解される。

 新型コロナウイルス感染症についても、平時の法律である検疫法及び

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律と緊急時の法律

である新型インフルエンザ等対策特別措置法によって対処することは十分

に可能であり、緊急事態条項の創設の必要はない。

<引用終わり>                                            


 大意、こんな内容です。

  ↓

 緊急事態条項なんか定めて三権分立を停止して、国家権力を政府(内閣)

に一手に独占させたら、そりゃあ独裁に走る危険は高まります。

また人権保障も停止するのだから、財産の没収のみならず自由な言論が禁止

されたり(政府批判を許さない、報道統制など)する危うさもはらみます。

実際にこういう濫用の過去があったからこそ日本国憲法は制定されるとき

に「国家緊急権(緊急事態条項)は要らない」という結論になったわけです。

 新型コロナウイルスへの緊急の対処も、すでにある法制度を使えば十分

に対処できます。だから緊急事態条項を創設する必要はありません。

6月11日(土)楾大樹弁護士の憲法カフェ『檻の中のライオン』in松山🌟

『檻の中のライオン』in松山🌟



日時: 2022年6月11日(土)

  14:00~16:30


会場:愛媛県勤労会館(ピュアフル松山)6階「鳳凰の間」

  https://www.ehime-kinrou.jp/


講師:楾  大樹さん

  ひろしま市民法律事務所弁護士

  「明日の自由を守る若手弁護士の会」会員

  著書:『檻の中のライオン憲法がわかる46のおはなし』

               『けんぽう絵本 おりとライオン』他

   

参加費:500円

  (資料や憲法全文が記載されたクリアファイル代を含む)


お申し込みはメールで→ syamin@crocus.ocn.ne.jp


主 催:憲法を守り活かす愛媛の会


連絡先:TEL089-941-6065   

  FAX089-941-6079

  メール syamin@crocus.ocn.ne.jp


詳細は↓

https://www.facebook.com/events/2806749086288184?active_tab=about


ほんとにそれ必要?💦→改憲案「非常事態だから国会議員の任期延長を」


 今まで一度もなかった「大規模災害などで国政選挙が長期間できなく

なる」事態を想定して、例外的に国会議員の任期延長を認める規定を

設けるべきだー…という改憲案が出ています。

 自民党の改憲4項目の中に入っていたもので、これに賛成する政党も、

ちらほら出てきています…。


● (憲法を考える)国会議員の任期延長、必要か

      長期間選挙ができなくなったら…広がる改憲論 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/DA3S15310300.html



「緊急事態条項、とりわけ議員任期の特例延長の必要性については

本審査会でおおむね合意が得られている。具体的な改正案について

議論すべきだ」という国民民主党の玉木雄一郎議員の発言に対し、

打越さく良議員が批判しました。


<一部引用>

 立憲民主の打越さく良議員が、任期延長に関する改憲論を批判した。

「憲法54条には参議院の緊急集会が規定されている。にもかかわらず、

災害緊急事態における国会議員の任期延長を求めることは本院議員として

の自己否定ではないか。憲法上の参議院の存在価値を著しく毀損するもの

として看過できない」

 憲法54条では、衆議院が解散されているときに緊急の必要性が生じた

場合、内閣が参院の緊急集会を求めることができる、という仕組みになっ

ている。打越議員の発言は、任期延長論は、緊急集会という憲法上の制度

を軽んじるもので、二院制の趣旨からも問題が大きいという提起だ。

<引用終わり>


 非常事態が起きたら!と言われれば、不安になります。しかしその改憲

で手放すのは、貴重な参政権であることは、決して忘れてはいけないこと

です。非常事態だからこそ、「この政府、この政治家たちに、この先の

舵取りを任せられるのか?」と国民がしっかり選択すべきだ、とも考えら

れます。

 

<一部引用>

 統治機構に詳しい只野雅人・一橋大教授(憲法)は、「長期間選挙が

できないという過去に経験したことのない極めて例外的な事態を想定して

おり、改憲を狙った政治的な議論だ」と指摘。「解散のあとで大地震が

起きても、選挙を延長して対応すればすむ話だ」と疑問を投げかける。

<引用終わり>


 緊急事態条項とともに、この任期延長の改憲案についても、「ほんとう

にそれ必要なの?」と冷静に見極めることが肝要です。

 なによりも、コロナ禍という前代未聞の非常事態においてすら臨時国会

を開かなかった(憲法53条をあからさまに無視した)与党が、「非常

事態には任期延長してしっかり国会が対処できるように」とか語っている

ことのおかしさは、どうしたって気になりますね⚠

6月12日(日) 楾大樹弁護士の憲法カフェ『檻の中のライオン』in 大阪🌟


檻の中のライオンin大阪

https://www.shizenha.net/osaka/event/07223015/?fbclid=IwAR1b8yTitQgTnsN3bLECTPz8Cb5LHG9RERlsPjou1qZf81HBm7RF1wi0Bik



日時: 6月12日(日)13:25~16:30

  (受付13:15~)


 * 会場参加の方はオリライクリアファイル付き!

  書籍やグッズ販売もあります。


会場:ドーンセンター 5階セミナー室② 

   https://www.dawncenter.jp/

   もしくはZOOMウェビナー


講 師:楾大樹(はんどう たいき)さん 

  弁護士、ひろしま市民法律事務所所長。

  「明日の自由を守る若手弁護士の会」会員

  1975年生まれ。これまでに全国46都道府県で550回以上講演。

  著書「檻の中のライオン」は中学校の公民資料集にも採用されている。


参加費:組合員500円

   組合員以外800円 

   学生300円


定員:会場45名/オンライン50名 


託児:なし


* 託児対象外(1歳未満) ・子どもの同伴:不可


* 持ち物:飲み物、筆記用具



お申し込み:kodama07@shizenha.co.jp までメールにて、

  下記をお伝えください。

  (締め切り6月6日)

  件名:コープ自然派イベント申込

  ①イベントID:07223015

  ②組合員名

  ③組合員コード

  ④参加人数

  ⑤連絡先

Search

Archive