映画評論家たちの対談本のサブタイトル→「すべての映画は政治的だ!」



 一日で一気に読めてしまうけど深い読み物をご紹介します☆
特に映画好きな人、朗報です~~(もう知ってるよーと言われるかも
ですがw)。

 人権や平等の価値というものは人類共通の普遍的な価値です。
人権侵害や差別は許されない。そんなこと、自由や平等を標ぼうする
民主主義国家であれば当たり前のように憲法に書いてあり、社会でも
コンセンサスがとれている…もののはず。
 ですが…人種差別や民族差別、そして性差別は日本でも諸外国でも
まったく止まず、差別へ無関心(いやむしろ寛容)なリーダーが支持
されるという状況。
 居直るかのように、最低限の人権感覚を踏んづける社会を、2人の
映画批評家が「映画という娯楽」の現在と未来を語りながら国内外の
さまざまな政治トピックを斬る対談本が先月、発売されました。
 大きな声でいえないタイトルですけどね~…💦

『ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク!』
 https://www.eastpress.co.jp/goods/detail/9784781619040
高橋ヨシキ 著 / てらさわホーク 著
すべての映画は政治的だ!
(1,870円 イースト・プレス)

 著者2人の、オカルト映画やSF映画など楽しく批評しまくっている
姿だけ見ている方はびっくりするかもしれませんが、映画を愛し、映画
という娯楽を身体の一部にして、映画を通して世界と真剣に向き合って
きた人が、映画の話をしているはずなのにいつの間にか政治を語ってい
た、というのは、必然すぎる話なのではないかと感じます。
「すべての政治は政治的だ!」というサブタイトルは当たり前だし秀逸
です。

 人種差別、#ME TOO運動、アンチ・ポリコレ、「日本スゴイ」、
歴史修正主義、安倍政権、貧困… 映画という娯楽・文化を語ろうと
思えば避けて通れないし、やはり文化(人間らしさを形作るもの)と
政治は切っても切れないものなのだと再確認できます。「芸能人が政
治を語るな」という声が、いかにバカげたものか、ってことも。
 憲法の勉強、というよりは、人権のセンスないし「人間がよって立つ
べき軸、最低限の良識」の持ち方を確認するための本として、おススメ
です☆


 
 先日、著者2人がラジオでこの本について語っていた部分を一部だけ
書き起こしました。
 (2020年9月2日 TBSラジオ『アフター6ジャンクション』から)

ヨシキ …映画の中身の話ももちろんいいんだけども、やっぱりその、どう
 考えてもここ10年ぐらい、世の中があまりにもひどい勢いでどんどん
 悪くなるので、それと映画との間の折り合いをどうつけるかみたいなこと
 とかもね、あ、真面目か~。

宇多丸 いやめちゃくちゃ真面目ですよ、でもこれ、はなしているうちに図
 らずもそういうトーンになってきちゃった、という?

ヨシキ 問題意識があるから

ホーク 日々やっぱ憂いておりますから…

宇多丸 ホークさんがいうとなんかふざけているように聞こえるけどw
 でもすごいほんとにいろんなトピック…

ヨシキ 時代によって態度っていうかあり方っていうのは変わらざるを得な
 いところがあって。やっぱり、なんていうのかな例えば、世の中でわりと
 まともな価値観が盤石だと思われている時は、そこをちょっとからかいの
 対象にして笑ったり面白おかしくちゃかすという余裕もある。だけど、今
 くらいのほんと予想もしていなかったくらいひっくり返っている状況だと、
 俺とかホークみたいな人間がこともあろうに真面目なことを言わざるを
 得ないというw

宇多丸 要するに前提となる良識の説明から始めないといけないじゃない、
 という。良識が共有されていればそれをからかうことができるけど、そこ
 の説明からしないと、もう冗談すらいいたくない状態っていうか。

ヨシキ なんでレイシズムはダメだぞみたいなところから入んなきゃいけない
 のかよくわからないんですけどね…。

岸田氏の写真、乙武氏の擁護



 自民党総裁(必然的に、次の首相)選に出馬した岸田氏は、ジェン
ダー平等をどう実現するか記者に問われても、「重大な問題です」的
なことしか答えず具体的な政策を語らなかったのは、単に関心が無く
て何も考えてなかったから、かもしれません。

 岸田氏がツイッターで発信した夕食時の写真が多くの批判にされら
れているのはご存知のとおりです。その後の記者会見で「家事は分担
している」と家庭内での夫婦平等をアピールしたとおり、たとえ実際
に平等に家事に取り組む夫婦だった、としても、あの写真を突然SN
Sで発信した場合、どう受け止められるか、ジェンダーに人並みの
問題意識があれば、NGであることに気づくはずです。
 それに気づけなかった、というところ、岸田氏のジェンダー観が、
やはり透けて見えます。

 
● 岸田氏の食事写真が話題 “時代錯誤”の声も、
      乙武氏は「他人の家庭に…違和感に強烈な違和感」(スポニチ)
 https://bit.ly/31V9Ryb




 岸田氏のジェンダー観そのものの問題もさることながら、この乙武氏の
コメントには仰天です。
 乙武氏「他人の家庭のあり方に対してここまで恥ずかしげもなく違和感
を表明できてしまう感性に、むしろ“強烈な違和感”を覚えました。」


 …は?

 政治家が総裁選に向けてアピールに使っている写真を批判して何が悪い
のか、理解に苦しみます。24条を含めた改憲を主張する人の家族観は、
極めて重大な関心事です。

 ジェンダー平等は家庭内でも実現できていなければならない、というの
が憲法24条のメッセージです。それを「いいじゃん、それぞれの家庭
ごとにちがっても」と“肝要に”受け流すのが乙武氏。人権の問題を相対的
に片づけてしまっていい、のなら、自由も平等も「個人の尊重」も絵に
描いた餅です。「それぞれの家庭ごとの自由です」と片付けてはならない
のが、人権であり平等です。

 男女平等にどこまでも無関心でいられる感性に、強烈な違和感を覚え
ます。

批判・疑問を許さない政治の継承


 菅義偉氏が自民党の総裁選に出馬する、と正式に表明しました。

 国民の圧倒的大部分がカヤの外の選挙で、実質的に首相が決まっていく光景
を、「なんなんだろう、これ」と空虚な、あるいは忸怩たる思いで見つめてい
る方は、少なくないと思います。
 しかも、(元号は用いたくありませんが)平成どころか昭和な派閥の論理だ
けで決まっていく、という。

 菅義偉氏は官房長官(政権のスポークスマン)として、あらゆる批判を
「仮定の質問にはお答えできません」「まったく問題ありません」「その
指摘は当たりません」などのセリフで拒絶し、“異論を許さない政治”を守って
きました。
 その菅氏が首相になれば、現政権の「民主主義の破壊」路線は続くという
ことです。

 国民の国民による国民のための政治を、手に入れましょう。

 そのために選挙で、この流れを変えましょう。

 選挙で変えるために、今、めいっぱい、発信しましょう。表現しましょう。

“美人記者”と書く記事が平然と読まれる社会



 すごい記事です。
 タイトルからしてすでに。

● 有働由美子、膳場貴子、そして〝天敵〟美人記者
                                  …菅氏に3人の女刺客 (東スポWeb)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f0d1f173bfdbc4dc65238a0b5944282400a800c



 「美人記者」。
 記者の性別に、わざわざ言及する。
 記者の容姿に、わざわざ言及する。

 男性記者はおよそ起こり得ないことです。

 極めつけは「庶民に親しみやすいキャラを打ち出し、女性の支持を呼び
込むことができるか。」という末尾。
 女性というものは「親しみやすいかどうか」で政治家を選ぶもんだ、と
いう愚弄に、仰天します。

 記者が女性だと、こんなにもムダで有害な声と視線を浴びせる、こうい
う記事が平然と読まれてしまう社会に、性差別のない日は来るのか暗澹た
る気持ちになります。
 さすが、与党の総裁選が、派閥のハンドルを握る高齢男性と中高年男性
候補者と高齢男性官房長官しか登場しない国だけあります。

9月12日(土) おうちでzoom憲法カフェ☕


「withコロナの時代の憲法
         〜おうちでzoom憲法カフェ」



日時: 2020年9月12日(土)
  16:00~18:00くらい

参加方法:PCやスマホからzoomに
        接続してください(要予約)

発信:北九州市旦過市場内「大學堂」から

主催:アスキタ(あすわか北九州)

問合せアドレス:y-tokunaga@juno.ocn.ne.jp  
 (弁護士徳永由華)


<主催者メッセージ>
 コロナ時代の生き方を、憲法に基づいて、あすわか北九州の弁護士と
大学若手講師が楽しく解説!
 zoomは、アプリをダウンロードすればPCからもスマホからも簡単に
接続できます。

 新型コロナウィルスの感染拡大という未曽有の事態のもと、緊急事態
宣言が発令され、外出自粛、営業自粛等、私たちの行動も制限されています。
経営悪化により立ちいかなくなる個人、企業も出てきています。
特別定額給付金等各種給付なども実施されているところですが、十分な
補償と言えるでしょうか。
 コロナ禍において、私たちは、憲法に基づいて、どのような権利を主張
することができるでしょうか。コロナ禍での社会のシステムを、どう考えて
いったらいいでしょうか。
 自宅でゆっくりお茶を飲んだりしながら、疑問に思ったこと、考えたこと
を、チャットに書きこんで、みんなで一緒に語りましょう!


(あすわかtwitter)
https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1300967065386246144?s=20

種田和敏弁護士の✨バーチャル憲法カフェ✨ 始まりました!



 (自称シャイな)あすわか種田和敏弁護士の連載が8月28日から
始まりました!

✨バーチャル憲法カフェ✨
 おしえて、種田先生!!「となりにある憲法」から考える
 ユニバーサルコミュニティ
~すべての人が生きやすい居場所となるために~

第1回 憲法は「王様をしばる法」?
https://k-cafe-dialogue.net/kenpou-cafe/2246/



 種田弁護士は、著書『だけじゃない憲法』でもすでに才能を証明
済みの、憲法カフェの名手です。
 憲法とはなんなのか、ほかの法律と何がちがうのか、私たちの人生
や生活とどうかかわってくるのか…知っておきたいことばかりです。

*『だけじゃない憲法』
http://saruebooks.com/item/book_02.html



あすわか田中弁護士 首相辞任表明の夜に語りました



 あすわか田中淳哉弁護士が、長岡で講演。
 講演のテーマは『当面する安倍9条改憲発議反対の取り組みについて』。
 あと数時間でスタート、というタイミングで安倍首相が辞任を表明!
 急きょ、少し内容を変え、いつもとちょっと違ったテンションで語りました。

https://j-c-law.com/kenpoukouenkai200828/
 


1.明文改憲
 『安倍9条改憲』はなくなったが、「9条が守られたからそれで
よかったね」という訳ではない、という点を、何度でも確認したいですね。
 9条の例外規定を明文化
「現にある自衛隊を書き込むだけなので、何も変わらない」は本当か

2.自衛隊の変化
 敵基地攻撃能力保有論
 安保法制で変わったこと

3.私たちがやるべきこと
 憲法9条の価値(意義、魅力、生命力)を伝える
 自衛隊の実態に目を向ける


 講演内容は、田中弁護士のブログに詳しく書かれていますので、
ぜひお読みください!

 田中弁護士はじめ、あすわか弁護士への講演依頼、随時受け付けて
おります🌸
(ご依頼については→ https://www.asuno-jiyuu.com/%e3%80%8c%e6%86%b2%e6%b3%95%e3%82%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%80%8d%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%81%ae%e3%81%94%e4%be%9d%e9%a0%bc%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ )

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