東京新聞の社説です。
反戦の川柳を詠み続けて思想犯として特高に捉えられ、拷問の末に
赤痢で獄中死した川柳作家・鶴彬(つるあきら)について書かれて
います。おかしいと思ったことをおかしいと自由に言わせない権力に
よって殺された、多くの国民を思いつつ。
● 開戦の日に考える 鶴彬獄死の末にある戦 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/73025?rct=editorial
<一部抜粋>
学問や言論、表現に対する弾圧は、戦争への道につながる、というの
が歴史の教訓です。
安倍前政権以降、日本学術会議の会員人事への政府の介入や、政府に
批判的な報道や表現への圧力が続きます。今年は戦後七十五年ですが、
戦後でなく、むしろ戦前ではないかと思わせる動きです。
戦後制定された憲法の平和主義は、国内外に多大な犠牲を強いた戦争
の反省に基づくものです。戦争の惨禍を二度と繰り返さない。
その決意の重みを、いつにも増して感じる開戦の日です。
<抜粋終わり>