女性議員を増やすアクション「パリテ・キャンペーン」のコラム、
太田啓子弁護士につづいて、あすわか共同代表の黒澤も「憲法とパリテ」
と題して寄稿しました。
● 憲法とパリテ <パリテ・キャンペーン>
https://note.com/parite5050/n/n976d9f16fd22
<一部抜粋>
国民の声が議会にきちんと正確に届かなければ、国会は「この国
の課題」も「国民が望むもの」も把握できません。
今の日本の「ほとんどが男性議員」の国会が、性暴力被害者の苦しみや、
仕事と育児の両立のしづらさ、あるいはケアワークの待遇の悪さを、
深刻な課題として理解することは極めて難しい。(あらゆる差別にも
共通することですが)差別を無くそう!という話し合いの場には「差別
されている当事者」がいなければ実りある議論はできません。
また、性差別の解消は性別役割分担の発想をやめよう、ということです。
家事・育児・介護を女性にだけ負わせるカルチャーを終わらせるこは、
“企業戦士”として家庭から引き剥がされてきた男性にとっても、「有害
な男らしさ」から解放され自分らしい生き方・働き方を歩める大きな一歩
です。国会のジェンダーの歪みをただすことは、すべての人の人権保障と、
民主主義の歯車を正常に回すための、喫緊の課題です。
<抜粋終わり>
司法の世界に女性が少ないことにも言及しました。
民主主義・立憲主義のシステム自体に生じている「ジェンダーの歪み」
が、民主主義をうまく機能させなくしているという深刻な事態。
女性議員・女性候補者をおそう「票ハラ」など、理不尽で深刻な壁に、
どれだけ真剣に対処するか、政府にも各政党にもその覚悟が問われます。