子ども・子育て政策を一元化して対応する「こども庁」を創設しよ
うという案、、、。
自民党が次の衆議院選挙の公約に掲げる予定だそうです。
● こども庁 自民が次期衆院選の公約化を調整 (テレ朝NEWS) https://news.yahoo.co.jp/articles/3458d29cd634038949dd80a879678a915aa31f6a
新しい大臣、新しい省庁…
また、なにか新設することで「やってる」感を演出する手法か、
と思ってしまいます。 IT大臣とか、デジタル庁とか、孤独・孤立
対策担当室とか、あれの並びですよね。
<一部抜粋>
菅総理は子育て政策に力を入れたいとしていて、政府内では省庁
再編につながる行政改革の観点からもこども庁創設に向けた検討が
進められています。
具体的には未就学児の子どもについて、幼稚園と保育園といった
厚生労働省や文部科学省にまたがる政策を一元化する案があるという
ことです。
<抜粋終わり>
子育て政策に力を入れたい、と言いながら、なぜ日本が極めて子育て
しづらい国なのか、本質的なことが何も分かっていないようです。
保育士の待遇改善をして下さい。
子どもを「国の宝」とかほんとうに思っているなら、専門に学び資格
のある保育士の待遇を上げ、離職率を食い止め、保育園を増やして下さい。
命を預かる上に大変な労力の要る仕事には、手厚い待遇は当然です。
保育士の待遇がまったく改善されないのは、結局「子どもの世話なんて
簡単だろう」「もともと保育なんて妻がやるべきこと」という軽々しい
にもほどがある差別的な発想が根っこにあるからです。その発想から
抜け出せないのは、性差別に疎い政権だからこそ、と感じます。
そして、児童相談所の職員を増やしてください。
虐待が見抜けなかったりケアが手薄になってしまうのは、ひとえに
児相の職員が少なすぎて、職員一人ひとりに過剰な負担がのしかかって
いるからです。
ずっとずっとずーーーっと前から、これらの指摘はされています。
こども庁の新設をしたところで、結局これらの要求をスルーするなら、
「子育てしづらい」国のままです。