菅首相が、海外誌のインタビューで改憲について語った、とのこと。
● 改憲「非常に難しい」 首相、米誌インタビューに (毎日) https://mainichi.jp/articles/20210421/ddm/005/010/030000c
<一部抜粋>
菅義偉首相は19日掲載の米誌ニューズウィーク日本版(電子版)
のインタビューで、現行憲法について「第二次世界大戦直後のもので、
今日の現実に追いついていない」と指摘する一方、「我々は何度か
改正を試みてきたが、現状では非常に難しいと認めなければならない。
国会で可決されなければならないので、政権の考えで簡単に変えられ
るものではない」と述べた。
<抜粋終わり>
「第二次世界大戦直後のもので、今日の現実に追いついていない」
…えっ?
女性、障がい者、困窮者、外国人…弱者への目がとことん冷たく、
差別を温存させたままの社会は、「憲法の理念に社会が追いついて
いない」ことは教えてくれますが、憲法のせいで社会が低レベルな
まま、とはとても思えません。なにかの勘違いかと。
人権保障や、そのための民主主義のシステムは、「ここだけは
譲ってはいけない一線」です。まさか「欲を言えばここまでたどり
着いてほしい」なんていう夢のような理想ではなく、「最低限、達成
していなければならないライン」です。
その最低限のレベルに到達・維持することが、民主主義国家の政治
家の使命です(憲法尊重擁護義務)。
どんだけ弱者の命や生活を後回しにして、景気、経済、五輪を最優先
にしてきたのでしょう安倍・菅政権は。。。
首相も大臣も国会議員も、社会を憲法に近づけてください。
言っている意味が分からないなら、憲法を学んでください。。。
地方選挙、国政選挙が続きます。
ぜひ、憲法に忠実かどうか、という視点で、候補者や政党を比べて
みてください。