自民党総裁選 国民にとって一番重要なのは


 自民党の総裁選に関して、国民にとって一番重要な事実は、

 出馬するだれもが、菅首相の恫喝的な「異論を排除する」政治手法を

猛批判せず、人命後回しの五輪強行のみならず子どもたちを観戦させる

ことにも反対せず、森友学園問題や「桜を見る会」前夜祭の疑惑を

全力で真相究明しろとも、資料をすべて提出しろとも、主張していない

ことです。それをなぜマスメディアは強調しないのか。


 大多数の国民が投票権を持たない総裁選に関して、ワクワクと予想

し合う野次馬のような報道でマスメディアが一色になると、新型コロナ

ウイルスの感染状況やアフガニスタンの情勢も隠れ、オリンピック・

パラリンピックで起きた問題や疑惑の検証も後回しにされます。

 国民の生活や民主主義社会にとって有益な報道とはなにか、マスメ

ディアはよくよく考えて下さい。


● 自民党総裁選、問われる候補者の「発信力」

                  衆院選控え力量アピール (朝日)

 https://news.yahoo.co.jp/articles/809ec5b23c6bb14abb6bbb13dda43e0e9cfc955f



教育勅語を「見事」と評価する高市早苗議員


 自民党総裁選に高市早苗議員が出馬する、という報道が。

 表現の自由や性の平等への「憎悪」にも似た敵意は、安倍晋三氏と

極めて近い国家観ゆえでしょう。安倍晋三氏あるいは背後の「日本会議」

が高市氏を推すのも、さもありなんといった感じです。


 高市氏の特徴の1つに、「教育勅語」を高く評価する人物である、と

いう点があります。

それがどれだけ危険なことか、確認します。


<高市早苗議員の2012年9月3日のコラム>

 https://www.sanae.gr.jp/column_detail593.html


<一部抜粋>

 私が幼い頃に両親が繰り返し教えてくれたのは、「教育勅語」

(「教育ニ関スル勅語」明治23年10月30日)でした。

 小学校に入る前から全文を暗記していたのだという両親が、

楽しそうに声を合わせて唱える姿が好きでした。

 内容は、「子は親に孝養を尽くす」「兄弟姉妹は互いに力を

合わせて助け合う」「夫婦は仲睦まじく解け合う」「友人は胸襟

を開いて信じ合う」「自分の言動を慎む」「全ての人々に愛の手を

さしのべる」「学問を怠らず職業に専念する」「知識を養う」

「人格を磨く」「進んで社会公共の為に貢献する」「法律や規則を

守り、社会の秩序に従う」「国難に際しては国のために力を尽くす」

という徳目で、子供にも分かり易いものでした。

 現代においても尊重するべき正しい価値観ですし、子供も大人も

覚えて繰り返し唱和することで、日本人全体が心を合わせて道徳を

実践する空気を醸成したものだと思います。

<抜粋終わり>


 コラムでは「見事」と評価し、それが廃止されたことを無念がり、

「日本人の手」による改憲によって、実質的に教育勅語の復活を目指

したい、という文脈が語られています。


 そもそも、ですが、

 教育勅語は、いざとなれば天皇のために命を差し出す「忠実なる

臣民」とはどんな人間か、を明治天皇が臣民に「教えてくださった」

という形式のものです。日本はこれを徹底的に国民に教え込み、文字

通り軍国主義まっしぐらの歴史を歩むことが「できました」。

自由や民主主義といった思想とは真逆の世界観の文書なのです。


 教育勅語を「いいことも書いてある」などと評価する方は、教育勅語

の本質をまったく知らずに言っているか、知らないふりをしているか、

どちらかです。姉妹兄弟仲良くとか夫婦仲睦まじくとか、いくつか

並んでいる「公徳」は教育勅語の本質ではなく、すべての公徳は、

「いざとなれば天皇のために命を差し出す臣民になる」ために実践すべ

きものとして位置付けられていることを、決して見下ろしてはいけません。


 この教育勅語を、安倍政権は「憲法と教育基本法に反しない形で、

教材として用いることまでは否定されることではない」と閣議決定

しました。天皇のために命を差し出す臣民になるべしという本質部分

に、抑えがたい執着を感じざるを得ません。

 第一、孝行・友愛などは教育勅語を使わなくても教えられます。

わざわざ教育勅語を使う必要がどこにあるのでしょう?

 あえて、わざわざ教育勅語、なのは、「教育勅語でしか教えられ

ないなにか」に強いシンパシーがあるから、でしょう。それはまさに

「いざとなれば天皇のために命を捧げる“良き臣民”であれ」という

本質なわけです。

 現代の公教育において教育勅語に出番があるとすれば、ただ1つ。

73年前の敗戦まで、国民がどのような思想に洗脳されていたか、

どのような思想をベースに日本がファシズムの道をひた走ったか、

という負の歴史的証拠としてです。それを「見事」と評価する高市

早苗議員の人権感覚・世界観は、疑う余地もなく、極右と評価されて

も仕方ないほど強権的なものです。


 高市早苗議員が堂々と総裁選に出馬できてしまうほど、自民党という

政党の人権感覚が憲法と対極にあることも、また事実です。この出馬が

いかに危険なものか、ぜひ周囲にお知らせください。


自民党一色になるマスメディア


 自民党の党内政治・党内人事の速報をたれ流し、延々とコメンテーターが

予測を語り合うような報道は止めて下さい。

 選挙買収資金1億5千万円のルート、安倍氏の「桜を見る会」前夜祭の
費用補填、日本学術会議の人事への政治介入etc、安倍・菅の自民党政権が
積み上げた疑惑と暴挙の数々を追及して下さい。

 マスメディアは、自らが自民党の“メディアジャック”を作り上げている
ことに気づいて下さい。

(株)DHC 韓国から撤退


 (株)DHCが韓国から撤退しました。

 

● DHC韓国法人が撤退表明 会長のコリアン差別発言で不買運動 (毎日)

 https://mainichi.jp/articles/20210902/k00/00m/030/172000c


 「韓国国内では吉田氏の発言への反発から、DHC商品に対する不買

運動が起きていた。」

 ヘイトスピーチを自ら拡散し続けたがゆえに身を滅ぼした、当然の

帰結でしょう。決して理性的ではないかのような“反発”ではありません。

 消費者(市民)の人権意識の向上とともに、企業の人権意識の向上も

求めましょう。


* 同社は、朝鮮人差別、在日コリアン差別に加え、沖縄差別も続けて

います。同社の作るTV番組は、在日米軍基地に反対する市民をテロリ

ストかのように罵倒し、陰謀だと繰り返しました。こうした企業の商品

を買うことは、結果としてこの企業を“延命”させてしまい、差別を容認

したことになってしまうという構造を、より多くの人と確認し合いたい

ですね。

 https://www.kanaloco.jp/news/social/entry-7486.html


 

岸田氏「健康危機管理庁の創設」


● 岸田氏「健康危機管理庁の創設、医療難民ゼロに」

               …コロナ対策の政策発表 (読売)

 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210902-OYT1T50137/


 健康危機管理庁。。。新しいハコモノで「頑張ってる」感を演出

する手法には、もううんざりです(ex.子ども庁)。

 緊急時には内閣主導で、というのは一見よさそうに見えるだけで、

平時から医療体制を管轄して現場とやり取りしている厚労省に任せ

ずに勝手に政治判断していくことが招く二重行政の混乱(現場無視)

の危険は大変大きいでしょう。


 そしてなによりも、記事に書かれている政策の数々を、岸田氏が

この1年半強く訴えてきたわけでもなく、政権の政策を強く批判して

対案として示し続けてきたわけでもない事実の方がよほど重要です。

彼がトップになったところで自民党が「刷新」されるわけではない、

ということです。 

権力に“気兼ね”した傍観記事は要りません。


 この書き方…。


● 自民、臨時国会の召集を拒否 野党は「憲法違反」と批判 (朝日)

 https://www.asahi.com/articles/ASP805R5KP80UTFK01Y.html?ref=tw_asahi



<一部抜粋>

 自民党の森山裕国会対策委員長は…野党が憲法53条に基づいて

求めていた臨時国会の召集に応じない考えを伝えた。野党側は

「明白な憲法違反」(立憲の枝野幸男代表)と批判を強めている。

<抜粋終わり>


 …傍観、だけですか?🍂

 自民党の判断、野党の批判を、自分たちはどう評価するのか

書いて下さい。

 「間違いなく憲法違反だ」と書くことに、何を恐れ、何に気兼ね

しているのでしょうのか。この国に生きる人々の「知る権利」に

応え、何が問題なのか暴き、民主主義社会を耕す使命は、どこへ

行ったのか…。

 いわゆる“抱きつき取材”による権力との「ご縁」が、このような

ひよった忖度記事を生み出す構造が、ありありと見えてしまって

います。

皇族の結婚


 皇族である眞子氏には憲法24条「婚姻の自由」が保障されないかの

ような、国民が「望ましい」と許した相手としか婚姻できないかのよう

な言説。


 特定の人物と家族が生まれながらにして大部分の人権を奪われ国民から

監視され続ける天皇制が生み出す発想のおぞましさを、今一度、確認し

合いたいものです。

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