2026年5月15日金曜日

衆議院法制局の“緊急事態条項”イメージ案③ 「危険で不要」と判断した過去

 

 衆議院法制局などが作成した緊急事態条項の案が報じられてい

ます。ほぼ従前から自民党が提案していた案とかぶりますが…

 これまで投稿した①、②で、民主主義や国民主権に与える打撃の

大きさについて述べました。

 実は、日本国憲法に緊急事態条項(国家緊急権)が無いのは、

制定時に政府が積極的に拒否したから、という敬意があります。

大日本帝国憲法下では国家緊急権(緊急勅令)が乱発しました…。

結果として軍の暴走(朝鮮人・中国人の虐殺)が起きたり、治安維持

法を凶悪なものへ「改正」するために使われたり…敗戦を経て

憲法制定となった時点で、政府は国家緊急権というものの危険性を

分かっていました。

 なので、新憲法の審議がなされた帝国議会において、緊急事態

条項(国家緊急権)を設けるべきか、の議論の中で金森徳次郎国務

大臣は「あれば必ず濫用される」危険性と、民主政治の徹底により

対処できるから不要、と答弁し、明確に国家緊急権を拒否したのです。

「暴走する権力」の目撃者・体験者たちの答弁。この説得力!





 ということで、いかに危険か、いかに不要か、一人でも多くの

市民に理解が拡がるよう、私たち一人ひとりの「不断の努力」が

問われています。メディアに投稿したり、SNSで発信したり、

憲法カフェを開いて友達を招いたり、いろいろ自分なりの声の

上げ方を模索してみませんか。


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