2025年7月16日水曜日

差別を容認する政治なんて要りません

 

 「外国人が優遇を受けている」「外国人のせいで治安が悪化している」

などの主張がデマであることは、すでに多くのマスメディアが検証・報道

して政府も発表していることなので、少し調べれば分かることです。

 けれど、インターネットやSNS特有のアルゴリズムによって、一旦それら

のデマを信じ込みそのような排外主義的な記事・動画を繰り返し見ている

人の端末(スマホ)には、同じような記事・動画ばかり表示されてしまう

ので、正しい情報がつかみにくくなっています。

 残念ながら、ヘイトや排外主義をなくすためには、「自分が差別をしない」

だけでは不十分です。そういうデマに流されている人が身近にいたら、

「その情報は間違っていますよ」「その主張は排外主義ですよ」と指摘して、

積極的に働きかけてください。「それってなんか間違ってない?報道だと~」

といって記事を見せてあげることくらいなら、難しくないのでは。


 朝日新聞の社説を紹介します。人権問題は常に自分事です。いつ自分も

差別されるか分からないからです。

 排外主義を選挙の公約に掲げる候補者・政党は、日本国憲法の理念と

真逆ですから、政治家になる資格がありません。

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●(社説)参院選 「優先」と分断の先に 排外主義の台頭を許すな (朝日)

https://digital.asahi.com/articles/DA3S16256549.html



<一部引用>

 「自分は日本人だから」と外国人への差別を容認すれば、矛先は次の

マイノリティーに向かいかねない。たとえば「日本人優先」を掲げる

政党は「男女共同参画が間違っていた」と少子化の原因を働く女性たちに

求め、医療費を減らすためには終末期の延命措置の医療費を自己負担

すべきだとも主張する。

 差別を容認する社会では、いつ自分が差別される側になるかもしれない。

その認識を持ち、どのような社会をつくるのか、考えたい。この夏、

私たちは岐路に立っている。

<引用終わり>

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#参院選

#人権

#差別

#排外主義