「外国人が優遇を受けている」「外国人のせいで治安が悪化している」
などの主張がデマであることは、すでに多くのマスメディアが検証・報道
して政府も発表していることなので、少し調べれば分かることです。
けれど、インターネットやSNS特有のアルゴリズムによって、一旦それら
のデマを信じ込みそのような排外主義的な記事・動画を繰り返し見ている
人の端末(スマホ)には、同じような記事・動画ばかり表示されてしまう
ので、正しい情報がつかみにくくなっています。
残念ながら、ヘイトや排外主義をなくすためには、「自分が差別をしない」
だけでは不十分です。そういうデマに流されている人が身近にいたら、
「その情報は間違っていますよ」「その主張は排外主義ですよ」と指摘して、
積極的に働きかけてください。「それってなんか間違ってない?報道だと~」
といって記事を見せてあげることくらいなら、難しくないのでは。
朝日新聞の社説を紹介します。人権問題は常に自分事です。いつ自分も
差別されるか分からないからです。
排外主義を選挙の公約に掲げる候補者・政党は、日本国憲法の理念と
真逆ですから、政治家になる資格がありません。
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●(社説)参院選 「優先」と分断の先に 排外主義の台頭を許すな (朝日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S16256549.html
<一部引用>
「自分は日本人だから」と外国人への差別を容認すれば、矛先は次の
マイノリティーに向かいかねない。たとえば「日本人優先」を掲げる
政党は「男女共同参画が間違っていた」と少子化の原因を働く女性たちに
求め、医療費を減らすためには終末期の延命措置の医療費を自己負担
すべきだとも主張する。
差別を容認する社会では、いつ自分が差別される側になるかもしれない。
その認識を持ち、どのような社会をつくるのか、考えたい。この夏、
私たちは岐路に立っている。
<引用終わり>
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