防衛省が設置した「防衛力の抜本的強化に関する有識者会議」。
その「有識者会議」が取りまとめた報告書が防衛大臣に提出されました。
その中身!
「もっともっと防衛装備品(つまり軍事物資)の輸出を進めよう」という
提言や、「軍事費を増やそう(国家予算の2%までっていう枠も外して!)」
という提言だけでもびっくりなところ、まさかの「原子力潜水艦の保有も
検討していいのでは」という提言まで書かれています。。。💧
● 原潜念頭「次世代動力」活用検討 防衛力強化を要請、有識者提言 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/436986?rct=politics
常軌を逸した、憲法の無視です。
「どこの国とも戦争しない、武器も持たない。日本はとことん平和外交
に徹する。」という憲法の檻を、檻の中の権力が蹴破ってはばからないと
いうのは、「フツーの立憲主義の国」としてはありえない振る舞いです。
平和と人権は表裏一体です。
自分らしく自由に生きることは、平和であることが前提条件だからです。
戦争に傾く政治は、人権を危うくする政治です。
戦争が起きれば国はどうなるか、それはウクライナやシリア、パレスチナ
を見れば一目瞭然です。
私たちの平穏な暮らしを守るためにしなければならないことは、戦争を
全力で回避することであり、軍拡ではないはずです。