私たちには、生まれながらに自由や権利があります。 私たちには、言いたいことを言って、伝えたいことを伝える自由(表現の自由)があります。 私たちは、これまで身近に感じられなかった憲法について、多くの方々と一緒に情報共有ができたらと思って、このブログを立ち上げました。 たま~にでいいので、ぜひとも立ち寄ってください。 FacebookやTwitterもやっています ご注目ください! facebook:http://www.facebook.com/asunojiyuu Twitter:https://twitter.com/asuno_jiyuu お問い合わせは、peaceloving.lawyer@gmail.comまで なお、みなさまが入手された当会作成のリーフレットや声明文の使用方法については、当会では責任を負いかねますので、一般常識や各種規則に則ってご使用くださいね。
2025年9月25日木曜日
埼玉弁護士会「クルド人に対するヘイトスピーチに断固抗議し、ヘイトスピーチや民族を理由とする誹謗中傷の根絶を求める会長声明」
防衛省「有識者会議」が取りまとめた報告書→ もっと軍拡!原子力潜水艦も!
防衛省が設置した「防衛力の抜本的強化に関する有識者会議」。
その「有識者会議」が取りまとめた報告書が防衛大臣に提出されました。
その中身!
「もっともっと防衛装備品(つまり軍事物資)の輸出を進めよう」という
提言や、「軍事費を増やそう(国家予算の2%までっていう枠も外して!)」
という提言だけでもびっくりなところ、まさかの「原子力潜水艦の保有も
検討していいのでは」という提言まで書かれています。。。💧
● 原潜念頭「次世代動力」活用検討 防衛力強化を要請、有識者提言 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/436986?rct=politics
常軌を逸した、憲法の無視です。
「どこの国とも戦争しない、武器も持たない。日本はとことん平和外交
に徹する。」という憲法の檻を、檻の中の権力が蹴破ってはばからないと
いうのは、「フツーの立憲主義の国」としてはありえない振る舞いです。
平和と人権は表裏一体です。
自分らしく自由に生きることは、平和であることが前提条件だからです。
戦争に傾く政治は、人権を危うくする政治です。
戦争が起きれば国はどうなるか、それはウクライナやシリア、パレスチナ
を見れば一目瞭然です。
私たちの平穏な暮らしを守るためにしなければならないことは、戦争を
全力で回避することであり、軍拡ではないはずです。
2025年9月24日水曜日
10月2日(木) 裁判傍聴&イベント 女性自衛権と憲法・人権・フェミニズム
きたる10月2日(木)は、現役自衛官セクハラ国賠訴訟の第12回
裁判期日です。ぜひ原告を応援しに、傍聴にいらしてください。
同日夕刻からは院内集会・シンポジウムも開催されます!女性兵士・自衛官
の役割増強はジェンダー平等に資するのか?このような女性兵士・自衛官の
ありようは自己決定権によって肯定されうるのか?憲法・人権・フェミニズム
の観点から女性自衛官という存在を徹底議論します📣
第12回期日 14:30~ 東京地方裁判所
14:00 集合 東京地方裁判所正面前(霞ヶ関駅出口すぐ)
14:15 入廷前行動 横断幕を持って裁判所の前を歩きます
14:30 裁判 (弁論期日) @ 103号法廷
15:30 ミニ報告集会 (弁護士会館1階ロビーなど訴訟終了後適宜)
集会・シンポジウム
16:45~18:45 衆議院第一議員会館 多目的ホール(受付16:20~)
「女性自衛官という難問~軍隊への男女共同参画~」
* 通行証を玄関でお配りします
第1部 基調講演
軍隊への男女共同参画 ~女性の権利の実現と軍事化の諸相~
久保田茉莉(憲法学者、日本体育大学助教・専門は憲法学、
フェミニズム法学、ジェンダー研究)
第2部 シンポジウム
久保田茉莉(基調講演者・憲法学者)、
角田由紀子(弁護士)、
佐藤博文(弁護士)
司会進行:武井由起子(弁護士)
* 事前申込不要。どなたでもご参加いただけます。
* オンライン参加可能。当会までメールでお問合せください。
女性兵士の問題はフェミニズムの典型的な論点として、世界的にも
過去様々に議論されてきた。「男女共同参画」とでも言うべき女性兵士の
役割増強はジェンダー平等に資するのか、このような女性兵士のありよう
が自己決定権によって肯定されうるのか。『軍隊への男女共同参画』の著者
である憲法学者の久保田茉莉さんからお話頂き、自衛隊という特殊性を
踏まえ、自衛隊の中で起こっているハラスメント問題が解決しないまま、
男女共同参画の文脈で推進されていくWPS(女性・平和・安全保障)の
問題なども考えたい。
主催 : 現役自衛官セクハラ国賠訴訟の支援 クローバーの会
お問合せ:clover.jieikan@gmail.com
2025年9月22日月曜日
「攻められたらど(略」を考える ~軍拡と「抑止力」についての音声解説・動画解説をご紹介♬~
民意そっちのけで、軍拡が進められています。
貴重な税金を何故軍事に?ほかに優先すべきことあるんじゃん!とか
そもそも憲法9条に違反してない?とか…思いませんか?
果たして、「攻められたらどうするんだ」という軍拡をまるっと正当化
する理屈(?)は正しいのか💧?そこをしっかり整理したい!という方に
オススメの音声解説と動画解説をご紹介します。
家事しながら・運転しながら・散歩しながら聴きたい方などには音声解説📻
<「攻められたらどうするのか」という素朴な疑問について考えるうえで踏まえておくべき基本的な事柄>
スライドを見ながら理解したい方には動画解説🎞
<安全保障への二つの道:日本の防衛戦略の分析>
これらの音声解説・動画解説は、数年間バズり続けている田中淳哉弁護士の
ブログが土台になっています。
しっかり文字で読んで学びたい方は、こちらをどうぞ📣
↓
「攻められたらどうするのか」という素朴な疑問について
考えるうえで踏まえておくべき基本的な事柄
(前編)
https://j-c-law.com/semeraretaradousuru/
(後編)
https://j-c-law.com/semeraretaradousuru2/
11月8日(土) 新潟県弁護士会 憲法講演会のお知らせ🕊
新潟県弁護士会主催
憲法講演会のお知らせです🕊
『戦後80年 憲法9条と学問の自由
ー大軍拡と軍事研究推進がもたらす平和の危機ー』
日時:11月8日(土)15:00~17:00
(14:30開場)
会場:新潟大学中央図書館 ライブラリーホール
(新潟大学五十嵐キャンパス内)
予約不要・参加費無料✨
詳細は↓
11月30日(日) 芦屋で!憲法ボードゲームで遊んで学んじゃいましょう🎉
【11月30日(日) 芦屋で!憲法ボードゲームで遊んで学んじゃいましょう🎉】
近畿エリアの皆さま📣
憲法ボードゲームのイベントをお知らせします🎉
「憲法って、何だろう?
~憲法ボードゲームで遊びながら憲法がわかる?!」
「憲法ボードゲーム~憲法を失った都市を救え!」
テーブルの4人で力を合わせて、都市に住む人々の人権を回復するために
頑張るボードゲームで遊びます。
日時: 2025年 11月30日(日)
13:30~16:30
会場: 芦屋市立あしや市民活動センター(リードあしや)
参加費無料
参加対象 小学校高学年~
定員20名
講師 けっこうな人数のあすわか弁護士たち♬
京都弁護士会 「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」の撤回を求める会長声明
差別的な「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」 東京弁護士会の会長声明をご紹介
入管が公表した「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」。
根拠不明の、外国人差別的に満ちた発想ベースにした策定で、権力が
自ら排外主義・外国人差別の音頭をとるも同然です。
外国人も人間であり、人権があります。難民条約や国連人権規約の締約国
である日本が、なりふり構わず外国人を犯罪者予備軍かのように扱う暴力的
な政策を進めることは、人道的にも許されず、国際社会からの信頼は失墜
しかねません。
東京弁護士会の会長声明をご紹介します。ぜひお読みください。
まだまだ知識が足りないなぁ、という方にとっても、学ぶ入り口になります。
東京弁護士会
<「国民の安全・安心のための不法滞在者ゼロプラン」に抗議し、
差別と偏見のない多文化共生社会の実現を求める会長声明>
https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-765.html
安保法制から10年 「違憲の法律は、何年経っても違憲であることに変わりはありません。」
戦争放棄・戦力不保持を宣言する憲法9条と、真っ向から矛盾する安保法制。
解釈をねじまげ、民意を無視し、真摯な議論もせずに第2次安倍政権が
安保法制を強行成立させてから10年経過しました。
力には力で対抗するしかないとばかりに、憲法9条を無視した軍拡が
進められています。憲法にしばられ、憲法の枠内でのみ権限行使が許され
ているはずの権力自身が、その枠を壊す振る舞いに、主権者として恐怖と
憤りをおぼえます。
第二東京弁護士会の会長声明をご紹介します。安保法制から10年の、
権力の歩みと法律家たちの怒りの抵抗がダイジェストで書かれています。
「違憲の法律は、何年経っても違憲であることに変わりはありません。」
ぜひ下記URLから全文お読みください。
第二東京弁護士会
<安保法制成立から10年に当たり、
改めて違憲の安保法制の適用・運用に反対し、廃止を求める会長声明>
https://niben.jp/news/opinion/2025/202509194645.html
2025年9月10日水曜日
緊急避妊薬がようやく薬局で 女性の自己決定権
性行為から72時間以内に服用することで妊娠を8割程度防ぐとされる
緊急避妊薬。時間との勝負なわけですが、現在、国内では医師の処方箋
が必要です。
8月末、ついに厚生労働省の薬事審議会において緊急避妊薬の
スイッチOTC化(医師の処方箋なしに薬局等で購入できる)の方針が
了承されました。。。!
望まぬ妊娠を確実に安心安全な方法で回避できるかどうかは、
女性の心身と人生を大きく影響し、その選択の保障は自己決定権の
保障に直結します。
● 「なぜこんなに時間が…」 緊急避妊薬の市販化まで9年 その背景は (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20250829/k00/00m/040/274000c
<一部引用>
産婦人科医の重見大介さんは、自分の体や性・生殖について、
誰もが十分な情報を得られ、自分で決められる「性と生殖に関する
健康と権利」の重要性が近年、国内の学会などでも取り上げられ、
認識が広がってきたことを明かす。「市販化は大切で大きな一歩だ」
と語る。
市販化を求めてきた市民団体共同代表の染矢明日香さんは「長く
当事者不在のまま『女性を守る』という名の下で議論が進み、管理され、
そこから外れた人たちがリスクを負ってきた」と語る。
<引用終わり>
女性の自己決定権、とりわけ「性と生殖に関する健康と権利
(リプロダクティブヘルス&ライツ)」を保障する上で、大きな前進です。
日本におけるリプロの保障は、他にも例えば人工妊娠中絶がいまだに
「原則として犯罪(堕胎罪)」にあたったり、WHOが推奨する服薬に
よる中絶がなかなか広がっていなかったり、十分に保障されているとは
いえない状況です。問題を放置しない政治を求めます。
#自己決定権
#女性の人権
#人権
#緊急避妊薬
オンライン憲法カフェ開催報告 🌟 参政党の憲法案と日本国憲法を徹底比較!

震災での朝鮮人虐殺 二度と繰り返さないために
日が経ってしまいましたが、9月1日には関東大震災後にデマに
よって虐殺された朝鮮人らを追悼する式典が開催されました。
都知事の追悼文の送付という慣習を、小池百合子都知事は9年間断ち
切ったままです。差別が生んだ虐殺の歴史から目を背ける態度は不誠実で、
差別に対する問題意識の低さをうかがわせます。
● 関東大震災の朝鮮人虐殺から102年
「真摯に向き合い、排外主義に立ち向かおう」 追悼式典続ける責務訴え (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/432574
<一部引用>
1973年に公園内に建てられた追悼碑の前には、数百人の市民が集った。
実行委員会の宮川泰彦委員長は、朝鮮人や中国人らは「自然災害ではなく
人の手で虐殺された。弔い方も当然違う」と強調。「悲惨な過ちから目を
背けず、式典を続けることが私たちの責務だ」と話した。市民団体の関係
者や政治家ら5人が追悼の辞を述べ、歌手の加藤登紀子さんらもメッセージ
を寄せた。
<引用終わり>
関東大震災が起きた1923年当時、朝鮮人は「不逞鮮人」と蔑称で呼ばれ、
朝鮮人や中国人への差別は日常に染み渡っていました。差別が野放しに
された社会は、マイノリティの命を奪います。二度と繰り返さないために
は、繰り返し学び続けるしかありません。
これもまた「不断の努力」(憲法12条)です。
#ヘイト
#人権
#差別
2025年8月6日水曜日
日本ペンクラブ なお続く、排外的言論の横行を懸念
日本ペンクラブの緊急声明をご紹介します。
.
.
「選挙が終わってもなお続く、排外的言論の横行を懸念します」
「排外的言論、デマや差別扇動」が止まないことへの強い危機感、
またそれを許さない姿勢は企業にも求められていることを強く呼び
かけています。
「当然、出版界も含む言論表現の世界でも問われていることがらです。
デマや差別扇動、排外的言論によって、この社会が後退し崩壊していく
ことを、看過することはできません。」というくだりは、具体名こそあげ
ていないものの、週刊新潮に掲載された高山正之氏のコラム「創氏改名2.0」
を念頭においていると推察されます。
特定の人を名指しして(アイデンティティに深くかかわる)名前を誹謗し、
国籍・民族を理由に信頼できないかのような敵意をむける差別的な内容です。
なぜこのような原稿が掲載されてしまったのか、反省と検証が不可欠です。
何度でも繰り返し 「抑止力」の話
日本被団協 被爆80年の声明をご紹介します
広島原爆投下から80年。
2025年7月19日土曜日
参政党の憲法草案 読んでみた ⑦まとめ
①~⑥まで、参政党の「新日本憲法(構想案)」の条文をかいつまんで
人権の観点から解説してきました!
読んでくださった皆さま、おつかれさまでした…(疲)👏
全体に通底しているのは、とにかく「人権の思想」がないことです。
この草案では、この国に生きる人々に「自由に自分らしく」生きることは
許されず、権力に支配され奉仕を強制されるコマでしかない。
人権保障の発想がないので、憲法 によって権力に歯止めをかけようと
いう考えもないわけです。
別の言い方をすると、参政党の「新日本憲法(構想案)」は、権力に歯止め
をかける最高法規、つまり市民革命以降の近代国家が持つ「憲法」では
ありません。それどころか国民を支配し、権力に従属させるための法です。
日々差別的で人権感覚を欠く暴言を繰り返す神谷代表と参政党候補者たち
の世界観とも、みごとに共通しています。
今現在「日本人ファースト」のフレーズに共感している人は、自分を
ファースト扱いされる「日本人」だと思っているのかもしれませんが、
憲法草案の五条は血統だけでなく思想次第(権力の胸三寸)でだれでも
非国民として排除しうる体制を示唆します。権力の思想への服従を求める
国家…それは独裁というのでは?
繰り返します。現在の日本含むいわゆるフツーの民主主義国家が掲げる
立憲主義は、自由・人権を保障し、すべての人が差別されずに自由に生きる
社会を目指すために、権力に歯止めをかける仕組みです。
それを一切捨てて、皆さんの人権をなくしましょう、と提案する政党を、
それでも支持しますか?
#参院選
#人権
#憲法
<参政党 新日本憲法(構想案)>
https://sanseito.jp/new_japanese_constitution/
あすわかX(旧Twitter)
https://x.com/asuno_jiyuu/status/1946348581847433472
あすわかInstagram
https://www.instagram.com/p/DMRJdkgzxpm/?utm_source=ig_web_copy_link
【参政党憲法草案 読んでみた】シリーズ
① 天皇とか国民主権とか https://tinyurl.com/z8rn9bsj
②「国民」の要件 https://tinyurl.com/5dycdbjf
③「家族」について https://tinyurl.com/a8emhtrj
④権利…のようなもの https://tinyurl.com/4rtwnm9e
⑤教育について https://tinyurl.com/2dsmffku
参政党の憲法草案 読んでみた⑥
参政党の憲法草案が話題になっていますね!(もはやしらじらしい)
その政党が持っている憲法草案から、みなさんの人権や自由をどう
とらえているか分かります💡
もし議員になったらどんな法案や発言が出てくるか予想できるかも。
検討してみたので、ツリーをつなげていきますね!📣
今回は第二十条について~
まず、憲法のおさらいです📖
すべての人が自分らしく自由に生きることが何より大事と考える人権の
思想にとって、平和は「自由に生きるための前提条件」なので、日本国憲法は
9条で戦争放棄を宣言。
憲法は権力の歯止め。どんなに権力が戦争したい!と思っても、できない
ようにしているのが憲法9条なわけです。
その上で参政党の憲法草案、第二十条は~というと…えっ、軍隊!?
そもそも人権保障の規定がほぼない草案だけあって、人権の保障と
表裏一体であるはずの平和主義も、どこにもないようです。
今現在もイスラエルを見れば一目瞭然ですが、あらゆる戦争は
「自衛戦争」の名目で始められるので、侵略戦争も可能な規定です。
この二十条の恐ろしさは、なんと言っても内閣が勝手に戦争を始め
られるところにあります(3項)。「緊急やむを得ないから」という理由で
国会の承認なく開戦できてしまう国家を目指すとは。。。
(そもそも国民主権も人権保障も否定されているので今さら驚くのも
おかしいかもしれませんが)。
さらに第二十条は、5項も見過ごせません。
司法権の枠組みから外れた軍事裁判所を設置…となると、公開の裁判を
受ける権利や弁護人選任権などの人権が、軍人には保障されない可能性
があります💧三審制かどうかも不明💧
(ちなみに日本国憲法は76条で特別裁判所の設置を禁止しています。)
<参政党 新日本憲法(構想案)>
https://sanseito.jp/new_japanese_constitution/
あすわかX(旧Twitter)
https://x.com/asuno_jiyuu/status/1946345962290774191
あすわかInstagram
https://www.instagram.com/p/DMRHedAzx5y/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=Ymlsa2l6a3RpOXdz
#人権
#憲法
#参院選
#軍事
#戦争