同性カップルの結婚の規定のない現行民法は「合憲」、とした東京高裁の
判決。すでに多くの批判が上がっているとおり、極めて差別的で論理的にも
「こじつけ」と評されざるを得ないものがある不当なものでした。
憲法前文の『我らの子孫』というワードを引用して、子孫を残さない同性
カップルを保護する必要性を否定するなんて…そんな奇天烈な理屈づけに、
唖然とします。子どもを作らないカップルの結婚を保護するに値しないもの
といわんばかりの見解は時代遅れも甚だしくまったく同意できません。
逆にいえば、こうトンチキなこじつけでもしない限り、合憲にはできない
ことを表しています。一刻も早く、同性婚の法制化を求めます。
● <社説>同性婚否定「合憲」 人権と向き合わぬ判決 (東京)
https://tokyo-np.co.jp/article/453159
東京新聞の社説をご紹介します。当事者・支援者たちの長年にわたる
心からの訴えを政府がスルーし続けている(野党の出した法案は廃案)を
知りながら、なお立法裁量に委ねられていると述べる判決を「司法が
『人権の砦』の役割を放棄したと指摘されても当然だ。」と厳しく批判
しています。ぜひお読みください。
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