今日から11月!
週末には11月3日「文化の日」がやってきますね。
文化の日は、日本国憲法の公布の日ですー。
きっと憲法記念日と同様、各地でいろいろなイベントが催されるのでは。
今の憲法を嫌う人たちからは、こういう日は決まって
「アメリカから押しつけられた憲法だ」とか、
「まだ一度も改正されたことがないなんて時代遅れだ」とか、
けっこう“おなじみ”というか“あるある”なフレーズが毎度飛び出します。
憲法にまだあまり関心がなかったり、関心はあるんだけれどビギナーな
方々は、そういう言説をどうとらえたらいいのか、とまどっておられるの
ではないでしょうか。
(そんな方に最適なリーフレットのご案内は末尾に!)
例えば「今の憲法はアメリカの押しつけ」という“あるある”な主張…💦
なにも知らなければ、「そ、そうなんだ…!」と鵜呑みしかねませんが、
きちんと歴史をおさらいすると、あらら?
政府はまず、GHQ案をそのまま政府案として帝国議会に提出したわけでは
ありません。
一院制(!)という案を二院制に直したり、ここでまず修正を入れました。
さらに帝国議会では、けんけんがくがくの議論。
戦争放棄の9条1項に「日本国民は…誠実に希求し」を加筆しました。
なぜ戦争を放棄することにしたのか、積極的な意気込みを語るべきだ、という
趣旨でした。
また、有名な話ですが9条2項に「前項の目的を達するため」という
“芦田修正”の加筆。
次いで生存権を保障した25条に「健康で文化的な最低限度の…」を
書き入れました。
また、教育を受ける権利(26条)の義務教育の範囲を、「初等教育だけ」
だったのを中学校まで延長したり…
国家緊急権(今、自民党が創設すべしと主張している緊急事態条項)に
ついても議論されましたが、「有害無益だ」という政府側の説明もあり、
不要という結論に至りました。
そういうたいへんな議論の末、数々の修正の果ての、日本国憲法の制定
でした。
メディアも国民も主要政党も大歓迎の中、定められたのです。
この歴史を冷静に振り返ると、とてもじゃないけど「アメリカの押しつけだ!」
とは言えません。
そういう、正直オワコン化している「押しつけ憲法論」はもちろんのこと、
「新しい人権の条文を入れなければ」とか「外国の憲法はたくさん改正している
のに」など、よくある“憲法を変えなければいけない理由”を冷静に整理して
対応したリーフレット、実はあるんです♡
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