安倍首相が提案した「自衛隊を憲法に書き込む」“加憲”案。
今ある自衛隊を書き込むだけで大した変化はありません、とか、
自衛隊が違憲のままじゃかわいそうだ、とか、
そういうよくわからない理由で主張されています。...
ほんとに“穏当”なのかな…と半信半疑の方に向けて、
自民党の船田元議員が、“加憲”案の狙いについて、
すごく正直に語っています。
●自民・船田氏
「まず9条加憲、次に2項削除を」(朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASKDP7HNZKDPUTFK01T.html
いわく
「まず現実論に立脚して国民投票でも耐えうるような憲法の改正
(9条1項2項を維持し自衛隊を明記)を9条で行いたい。
…2回目には、9条の2項については削るという形で理想論を求めていく」
あぁ、やっぱり結局9条2項(戦力不保持)を削除するのが
最終目標なんだなぁ、と改めて確認できました。
船田議員は、これはあくまでも個人的な考え、と念を押しますが、
国防軍創設と書かれた改憲草案をいまだに撤回しない自民党が、
「今までの9条となんの変化もない」案を提案するはずがありません。
あくまでも、9条2項を削除し、平和主義を捨て去るための一里塚。
それが“加憲”案なんだ、ということを、もっとたくさんの人に知って
いただきたいですね。