都議会の本会議で、「選択的夫婦別姓制度の法制化を国に求める意見書」の
請願が
自 民 を 除 く 賛 成 多 数 で
採択されました。
● <論戦 都議会>「選択的夫婦別姓」の請願採択
自民は反対、実現不透明 (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/…/list/2…/CK2019062002000131.html
https://www.tokyo-np.co.jp/…/list/2…/CK2019062002000131.html
全会一致が慣例のため、意見書の提出が実現できるかどうか不透明なのが、
極めて残念です。
どの政党が反対したか今一度確認しておくとj(略
…相変わらず「独自の次元」に生き続ける方々、だと感じます。
選択的夫婦別姓に猛反対する理由として聞こえてくるのは、常に
「日本の伝統的家族が崩壊する」。
結婚の際に夫婦が同姓か別姓か選べる制度が欲しい、という主張への返答
として、なぜんこんな謎回答が輝き続けているのか、正直、不思議でたまり
ません。
夫婦同姓を法律で強制しているのは、日本だけです。
他国の人々(別姓のまま結婚して家庭を築いている何十億人)の「家族の絆」
は、ズタボロなのでしょうか。
逆の視点から考えると、果たして本当に日本の家族は、苗字にすがって絆を
つむいでいるのでしょうか。
本当に苗字が決定的な絆の源なのでしょうか。
日本は苗字が一緒だから他国に比べて離婚しないしDVもないし虐待もない、
んでしょうか。
書いてて虚しくなります。
選択的夫婦別姓の導入に「日本の家族が崩壊してしまう」と恐れおののいて
反対する方々には、「同姓か別姓か選べるのだから、あなた方は同姓のままで
いいんじゃないですか」としか言いようがありません。
別姓を選ぶ夫婦は、姓が別でも壊れない絆で結ばれているのでご心配なく、と。
“選択的夫婦別姓の導入”は、どこにも、誰にも被害のない政策です。
(だからこそ、反対する人は「伝統が!」「絆が!」という謎批判しかでき
ない、ということでもあります。)
こう話すと、「子どもの姓はどうなるんだ/かわいそうだ」という、選択的
夫婦別姓への反対意見も聞きます。
ですがこれこそまさに「姓が別々の夫婦なんてまともじゃない」という蔑視が
そういういじめを産む、という現象なわけです。
これも、「じゃあ海外の子どもは皆、別姓家族で育ってますが、ことごとく
不幸せな境遇なのですか?」という話です。
冷静に考えて、んなわけないな、と思いますよね。
結婚による同姓の強制は、明治期に始まりました。「日本の家族は、姓が別々
でも2500年間十分に絆をつむいできた強い民族だったのだ!」と、せめて
思っていたければいいのですが。