安全保障特別委員会において、与党が突然「明日、さいた
ま市において地方公聴会を開催する」という提案をし、野党
の猛烈な反発のなか、与党の賛成多数で議決されました。
衆議院において、ただ一度だけ開催された公聴会が、
すべての公述人が慎重ないし反対の意見を述べたという
結果を出し、そしてその成果は一切審議に反映されずに
強行採決されたことは記憶に新しいことです。
要は、公聴会は「みんなの意見を聞きました」というアリ
バイ作りでしかなかったのです。
その公聴会を突然明日開く、とは。
しっかりと国民から意見を聞きたいならしっかり念入りに
公聴会の準備(どなたに来てもらうか、そもそも...どなたが
来られるのか)をするのが筋ですが、その姿勢が全く無い
アリバイ作りにもほどがあります。
民意を軽視していては、「国民の代表者」の資質が問われ
ます。民主主義国家の政権与党として、世界に恥じることなく、
「国民の代表者」のつとめを果たそうという志があれば、この
ようなずさんな審議はできないはずです。
皆さん1人ひとりが、主権者としての誇りにかけて怒って
いい時なのではないでしょうか。